日中ビジネス | 公開日:2026年8月2日
週刊・日中ビジネスNavi|2026/07/27〜08/02|政策・AI・市場が交差した月末週
月末から月初へ、中国の政策運営、金融市場、半導体、AI、消費、渡航実務が同時に動きました。7日分の確認済み日中BizNaviから、変化と次の確認点を整理します。
今週の要点3つ
積極財政、内需拡大、気候・工業の「十五五」計画が並びました。
長鑫科技上場、Kimi K3、車載AIと、科技株の大きな値動きが重なりました。
酷暑、パスポート、撮影、食品検疫、SIM販売などの条件更新が続きました。
重要ニュース
- 携程集団への反独占処分は、保証金返還・違法所得没収・制裁金の合計で51.79億元となりました。
- 人民銀行は7月29日〜8月3日に合計2兆1000億元の隔夜リバースレポを実施しました。
- 長鑫科技は科創板へ上場し、初日終値は公開価格を大きく上回りました。翌日は科技株を含む主要指数が下落しました。
- 政治局会議は内需拡大、積極財政、適度に緩和的な金融政策、「AIプラス」、不動産市場安定を掲げました。
- 国家発展改革委員会は2026〜30年の内需拡大計画を策定中とされ、政策性金融工具8000億元や「六大ネットワーク」が示されました。
政策・制度
下半期運営と「十五五」
政治局会議は10月の五中全会開催を決定。気候変動対応計画は炭素市場、カーボンフットプリント、気候リスクを、工業グリーン低炭素計画はエネルギー・炭素原単位とグリーン工場比率を扱いました。
通商・規制・知財
中国商務省は「産能過剰」論への立場を公表。米国はUFLPA対象に中国企業43社を追加しました。中欧の特許審査ハイウェイは8月1日開始、マイクロドラマ管理弁法は9月施行予定です。
中小企業と広告
「小・快・軽・準」デジタル製品・サービス育成指針と、AI生成の屋外広告に表示義務を求める上海の指針は、導入しやすさと説明責任を同時に整える動きです。
企業・産業
半導体・電子・蓄電池
長鑫科技の上場、上半期の半導体企業利益と集積回路生産の伸び、CATLの587Ah大型蓄電池セル量産が目立ちました。一方、6月の中国スマートフォン出荷は前年同月比15.3%減でした。
不動産・資源・金融
万科は深圳市国有資本が主導する経営体制へ移行。紫金砿業は大型買収案を撤回し、小規模出資へ転換しました。金融当局は大株主介入や内部者支配を防ぐガバナンス策を示しました。
AI・テック
Kimi K3、車載ソフトへの豆包大模型導入、AI関連産業と集積回路・LiDAR・3Dプリンター・ロボットの輸出増が並びました。小紅書の内モンゴル大型データセンター計画は正式発表未確認で、投資規模・時期は企業開示を待つ必要があります。
消費・市場
- 買い替え促進策は上半期に販売額1.1兆元を喚起したとされました。
- 中国ゲーム市場の上半期実販売収入は1884.5億元、利用者数は6.84億人でした。
- 文化・観光消費シーズンでは全国3万回超の催事が予定されました。
- 国内線燃油付加運賃は8月5日発券分から引き下げられます。
渡航・生活
- 台風後の大雨と酷暑は、航空会社、12306、現地当局の運行・警報情報を確認します。
- 航空券の超過予約、在外公館のパスポートオンライン申請停止日を確認します。
- 空港、駅、港湾、橋、政府施設等の撮影・SNS投稿に注意します。
- 日本への肉製品や農産物の持込み条件を確認します。
- ネット経由のSIM注文は3大通信会社の公式経路に限定すると公告されました。
イベント
ChinaJoy 2026
7月31日〜8月3日に上海新国際博覧中心で開催。BTOBは8月2日までで、ゲーム、AI、ハードウェア、IP、海外展開の商談・展示が行われます。
上下水道スタートアップチャレンジ
8月7日に東京とオンラインで開催予定。申込締切は8月4日17時です。
WorldSkills Shanghai 2026
9月22日〜27日に国家会展中心(上海)で開催予定です。
