香港タワマン炎上と大分の大火:竹足場と密集市街地が突きつけるアジアの「火災リスク」
中国ウォッチ
2025年10月15日

香港タワマン炎上と大分の大火:竹足場と密集市街地が突きつけるアジアの「火災リスク」

香港の高層マンション火災と大分の大火。竹足場と密集市街地という共通項が浮かび上がる。アジア都市が抱える火災リスクの構造的問題を読み解く。


香港・新界大埔の公営住宅団地「Wang Fuk Court」で発生した大規模火災は、少なくとも128人の死者を出した(28日夕刻現在)。竹製足場や外壁工事の安全管理、避難動線の脆弱さといった構造的な課題を浮き彫りにしている。

上海では2010年11月15日に静安区のマンション火災で58人の犠牲者を出しており、同日が「都市公共安全日」と定められている。しかし、それから15年、中国全土に視野を広げれば、都市インフラは高度化したものの、工事現場の多重下請けや老朽住宅の存在など、リスクの本質は未だ消え去っていないとされる。

在中邦人もまた、住まいと職場の安全基準を点検し直す必要性を突きつけられている。