4月29日は、かつて昭和天皇の誕生日だった。1989年に「みどりの日」へ改称され、2007年に「昭和の日」として再び歴史の前面に出た。同じ日付が、時代ごとに異なる記憶を担わされてきた。
5月1日は国際労働節(メーデー)だが、日本では国民祝日になっていない。1920年に始まり、戦時中に禁止され、戦後に復活した。1952年の「血のメーデー」事件は、労働権・結社の自由・国家管制という三つの語が交差する場所として刻まれている。
11月3日は現行憲法の公布日であり、「文化の日」でもある。近年、「明治の日」への改称を求める動きが政界で続いている。「明治」という名称が前景化されるとき、憲法公布日の記憶は後景に退くのか——この問いは、ブランド名称の変更や企業広報の文脈にも接続する。
祝日の名前は、単なる行政上の整理ではない。それは国家が「何を記憶させ、何を忘れさせるか」を選択する行為だ。中国語では「重新书写历史标题(歴史の見出しを書き直す)」という表現がある。この音声教材では、その語彙を実際の文脈の中で身につける。



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