アーカイブ
2025-08-28

米系外食勢力図: 中国でサブウェイが急伸、勝ち組入りへ



米系外食勢力図: 中国でサブウェイが急伸、勝ち組入りへ

KFCやピザハットを運営するYum Chinaは、2025年Q2の営業利益率が10.9%と過去2番目の四半期高水準を記録した。デフレ圧力下でもコスト抑制と運営効率化、デジタル強化が下支えとなった。マクドナルドは25年に年1,000店を出し、28年1万店を狙う。こうした中、サブウェイが8月8日に中国1,000号店に到達し注目度を高める。対照的にバーガーキングは伸び悩む。 (PR Newswire, 一财网, 中国日报, citynewsservice.cn, Reuters)

勢力図――王者・挑戦者・急伸組

Yum Chinaは2025年6月末で総店舗16,978店(うちKFC 12,238店)と国内最大のネットワークを形成し、低線級都市まで広く面展開している。(PR Newswire)

マクドナルドは2025年に約1,000店を新規出店し、2028年に1万店体制を目標に加速中だ。(一财网, 中国日报)

こうした中サブウェイは2025年8月8日中国1,000号店へ到達し、出店ペースの勾配で存在感を高めた。(citynewsservice.cn)

一方、バーガーキングは1,474店規模にとどまり、親会社RBIが約1.58億ドルで中国事業を実質掌握するなど再編局面にある。(Reuters)

勝ち筋の方程式――現地化 × 供給網 × デジタル

勝ち組に共通するのは三点だ。第一に現地化。KFCは朝食や鶏メニューの中華アレンジで裾野を拡大。第二に供給網。広域を支える調達・物流の厚みが多店舗の立ち上げ速度を決める。第三にデジタル。Yum Chinaはデリバリー売上が会社売上の約45%、デジタル注文比率94%と、注文・会員・販促を深く組み込んで回転率と客単価を底上げしている。(PR Newswire)

サブウェイ急伸の背景

サブウェイの伸長は一過性ではない。FRSとの20年で約4,000店のマスターフランチャイズ契約が、立地獲得と投資配分を一元化し、開発を加速している。トップは「年300〜500店がベースライン」と語り、8月の1,000号店到達で拡大量産の体制を示した。商品は「健康×カスタマイズ」で差別化し、デジタル・宅配との親和性も高い。(Subway Newsroom, 一财网, citynewsservice.cn)

バーガーキングの課題

店舗数は1,474店にとどまり、RBIが約1.58億ドルでほぼ全持分を取得して立て直しを図る。今後は資本耐性、供給網、差別化命題の再設計が不可欠で、値引き依存からの脱却と体験価値の再構築が問われる。(Reuters)(編集:耕雲)

主な情報源:

  • Yum China Q2 2025:OPマージン10.9%、店舗数16,978、デジタルKPI等。PR Newswire
  • McDonald’s China:25年「約1,000店」出店計画/28年「1万店」目標。一财网, 中国日报
  • Subway China:1,000号店(2025年8月8日)/FRSとの4,000店契約・年300〜500店方針。citynewsservice.cn, Subway Newsroom, 一财网
  • Burger King China:1,474店、RBIが約1.58億ドルで掌握。Reuters

この記事をシェアする

関連記事

アーカイブ

「ニャー」は世界語になれるのか?

2026-02-22

ライブラリ
アーカイブ

言葉の居場所、その輪郭――漱石の孤独と「母語」で話せる社会

2026-02-21

ライブラリ
アーカイブ

急ぐべきはリニアか、それとも新幹線の“ループ”? 問われる鉄道「迂回力」

2026-02-20

ライブラリ