シャオミが日本スマホ市場で躍進も韓国市場では苦戦、鳴かず飛ばずか?
小米(シャオミ、Xiaomi)が日本のスマート市場で急速にシェアを拡大し、存在感を高めている。しかし、韓国市場ではシェアが1%にも満たない厳しい状況が続く。プロモーション動画の炎上やブランドロゴのリニューアルなど、これまで幾度も風評にさらされてきた同ブランドだが、グローバル市場での今後の展開に注目が集まっている。
シャオミ、日本市場で攻勢
小米科技(シャオミ、Xiaomi)は日本市場で急成長し、グローバル市場における中国ブランドの成功例として注目されている。調査会社カナリス(Canalys)の報告によると、第2四半期(4~6月期)における日本国内の納入台数のメーカー別シェアで、1位のアップル(56%)、2位のグーグル(12%)に次いで3位(6%)に浮上している。
日本市場以外でも存在感を高めており、インド市場では6四半期ぶりに首位を奪還した。ASEANではインドネシアで20%、マレーシアで18%のシェアを獲得し、それぞれの市場でトップに立っている。さらに、中南米市場でもサムスンのシェア(10.2%)には及ばないものの、前年同期比35%増となり、シェア第2位に付けている。
韓国市場では鳴かず飛ばず
そんな快進撃を続けるシャオミにとって、水が合わない市場が韓国市場である。レコードチャイナの記事によると、韓国のメディア「ヘラルド経済」は7月28日、シャオミの韓国市場での販売展開が厳しい状況に直面していると報じた。
シャオミは事実上の“無料販売”を韓国市場で打ち出したにもかかわらず、シェアは0.4%にとどまり、サムスンやアップルが主導する市場を切り崩すことができていない。記事では、シャオミの低価格戦略が効果を発揮できない背景には、韓国のネットユーザーが中国製ブランドのデバイスに対して安全性への懸念を抱いていることも影響しているとしている。
快進撃の過程で遭遇した波紋
韓国市場で苦戦する一方、シャオミは日本市場を含むグローバル市場で飛ぶ鳥を落とす勢いであることは前述した通りだが、さまざまなアクションが波紋を呼んできた。2020年にシャオミが日本で公開した「Redmi Note 9シリーズ」のプロモーション動画では、白人男性が寿司を食べて膨張し、爆発してキノコ雲になるという映像が、長崎に投下された原爆「ファットマン」を連想させるとして問題視された。それ以前、2017年には、中国国内の日本語専攻学生に対して人事担当者が差別的発言をしたことで批判にさらされたこともある。
さらに、シャオミは2021年にブランドロゴをそれまでの四角い枠で囲まれた旧ロゴから、角を丸めた柔らかなデザインに変更したが、この際もネットでは大きなツッコミ対象となっている。日本人デザイナーの原研哉氏が手掛けたデザインは、東洋哲学と「生命(Alive)」をコンセプトにしたものと説明され、好評を得るには得た。しかし、「角を丸めるだけで3年間もかかるのか」という書き込みが後を絶たなかった。当事者らは苦笑を禁じ得なかっただろうと推察される。(編集:耕雲)
参考
中国シャオミが韓国のスマホ市場で大苦戦、その理由は=韓国ネット「韓国で成功するのは難しい」 (recordchina.co.jp)