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2024-08-27

日本と中国で“食卓騒動”、米と野菜の価格上昇はいつまで続く?

中国日本料理文化


日本では酷暑などの影響で“令和の米騒動”と呼ばれる事態が発生した。一方、中国でも高温多雨が原因で野菜の供給が逼迫し、価格が大幅に上昇している。そんな日中両国における“食卓危機”はいつまで続くだろうか。価格のヒートアップも“彼岸まで”となるかどうか、今後の動向が注目される。


「令和の米騒動」めぐり報道加熱

日本の米は美味しい。極上のブランド米にこだわらなくても、品質は高く、贔屓目に見ても“コスパ”が高いといえるだろう。こうしたなか「令和の米騒動」の見出しがネット報道で踊るようになった。猛暑や渇水被害が収穫量の減少をもたらし、米の流通量が減少、価格が急騰しているというのだ。

ロシアのウクライナ侵攻や原油高による影響で高騰が顕著な小麦などの輸入穀物と比べて、価格上昇が比較的小さく抑えられた国産米に需要が向かうようになったことや、南海トラフ大地震の注意発表で消費者が買いだめに走ったことも原因とされる。また、外国人観光客の激増による影響も大きい。2024年上半期には過去最多の約1,778万人が訪日し、農水省の試算では米の消費が約3万トン増加したという。


中国で野菜価格が高騰

日本人の食卓が高品質のコメと新鮮な食材で彩られるのが真骨頂であるのに対し、中国人家庭の日常の食卓は多彩な野菜が特徴であり、何よりも日本と比べてリーズナブルなのが魅力だ。しかし、そんな野菜の価格が突如急騰し、消費者を困惑させている。これまで物価動向のバロメーターとされてきたのは豚肉だったが、全国レベルで野菜が高騰するのは勝る劣らず由々しき事態だ。

中国・農業農村部の最新データによれば、8月16日から22日の週に全国286の産地および販売地の卸売市場で19種類の野菜の平均価格が5.26元/キログラムに達し、前週比で5.8%、前年同月比では38.4%の上昇を記録した。ふだんは消費者があまり目をくれることがないホウレンソウさえも、500グラムあたり11元を超える価格となっている。


「財聯」Weixin公式アカウント配信記事に掲載された図表を編集部で加工


米や野菜の高騰も彼岸まで?

中国全土で野菜価格が大幅に上昇した主な要因には、高温多雨による露地野菜の生産が困難になったことが挙げられている。政府は農業保険の補償額を引き上げ、速生野菜の補種を行うなど安定供給に向けた対策を進めているという。財聯Weixin公式アカウントが配信した記事では、野菜価格が2、3週間以内に安定するとした中国社会科学院研究員の見解が示されている。

むしろ気になるのは日本の米の動向のほうだろうか。新米の出荷以降は価格が落ち着くとの見方があるものの、台風や異常気象による影響も懸念される。1993年の「平成の米騒動」では、冷害に強い品種への転換が進んだ。農家の絶対数が減る一方で、インバウンド需要が増加するなかで、今回の「令和の米騒動」がどんなパラダイム転換をもたらすのか注目される。(編集:耕雲)

 参考 



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