上海に高さ48メートルの未来型“人工山”、20日に“山開き”へ
上海万博文化公園の南ゾーンに人工山が完成した。独特な空洞構造を持ち、“主峰”の高さは48メートル。9月20日に“ 山開き”が行われる予定で、園内のテーマ施設である上海温室花園、世界花卉園も開業する。
都市と自然が融合
上海浦東新区の万博記念公園南区に、「双子山」が2024年9月20日にオープンする。主峰は48メートル、次峰は37メートルからなる人工山で、高さ40メートルを超える空洞構造を持つものとしては国内初となる。7年間にわたる建設期間を経て、このほど公園南ゾーンの開園に合わせて公開される運びとなった。
双子山には都市と自然の調和をコンセプトとした設計が施されている。7000本以上の樹木が植えられ、頂上までハイキングコースが整備されている。麓から頂上までは約25分、早足なら20分ほどで到達できる。道中にはらせん状の渓流や滝が設けられており、自然豊かな風景を楽しむことができる。
自然と都市の絶妙な調和
双子山がセールスポイントとしているのは“エコフレンドリー”な設計だ。建設時に発生した廃材を再利用し、環境への負担を最小限に抑えた。さらに、空洞構造の内部には1500台を収容できる駐車場や展示ホール、変電所などのインフラ施設が組み込まれており、スペースの効率的な活用に役立てているという。結果としてより多くの緑地が確保され、自然と共存した新たな都市のシンボルとして存在感を示していくことになる。
双子山の頂上に到達すると目の前には絶景が広がる。黄浦江や十一孔橋が一望でき、夜間は都市と自然が融合した幻想的な風景を楽しめるとう。双子山は朝6時から夜22時まで開放されており、登頂時間を問わず眺望を堪能することができる。
テーマ施設も同時開業
双子山の公開に合わせて、上海世博文化公園南区には他にも注目すべき施設が複数オープンする。公園の中央に位置する上海温室花園は、2万2000平方メートルの敷地を有する大規模な温室施設で、熱帯植物や珍しい植物が展示される。内部には多機能エコシステムが導入され、観賞のみならず、休憩スペースとしても機能する。
このほか公園南西側に位置する世界花卉(かき)園は、四季折々の花々を楽しむことができる園芸庭園だ。国際的な花卉展示イベントが開催される予定であり、上海を訪れる観光客にとっても見逃せないスポットとなりそうだ。開館時間は午前9時から午後5時まで。月曜日が定休日となっており、雨天時には休業となることもある。
公園南ゾーンの開園を記念して、音楽イベントや写真展など、さまざまな文化イベントや展示会が予定されている。園内には親子向けのレジャー施設も充実しており、幅広い年齢層から支持されるスポットとして注目を集めていきそうだ。(編集:耕雲)
参考