タオバオが『微信支付』対応、京東とも物流連携でW11に備える
タオバオが決済手段の選択肢を拡大し、「微信支付(Weixin /WeChat Pay)」を採用したことが話題になっている。ユーザーにとっては、所定のウォレットの残額が十分でない際に他のツールに切り替えて決済ができる等のメリットがある。タオバオでは、「ダブル・レブン(双11)」の大規模セールに向け、さらに京東物流が配送手段の選択肢に加わる見通しだ。
タオバオが微信支付を導入
タオバオ(淘宝)は微博(Weibo)公式アカウントで9月27日、支付宝(アリペイ)、微信支付(ウィーチャットペイ)など複数の支払い方式に対応したと発表した。タオバオでショッピングを行うと、決済ページで「最優先」に表示されるのは支付宝だが、微信支付も選択できるようになる。
微信支付は、低価格商品をメインターゲットとする「淘宝特价版(淘特、タオバオ特価版)」で先行適用されていたが、今後はアプリを最新版に更新すればタオバオでも利用できるようになる。もちろん、プラットフォームの出品者の側でも決済手段として微信支付の機能を開通しておく必要がある。
京東物流がアリペイに乗り入れへ
ダブル・イレブン(双11)の大規模セールイベントを来月に控え、アリババ、テンセント、京東などのインターネット大手企業が互いにサービス連携を進めるケースが昨今目立ってきた。タオバオとTモール(天猫)は10月中旬にも京東物流を配送手段として正式導入する予定だといわれている。
かたや京東の側でもアリババ傘下の「菜鳥」(菜鳥速遞および菜鳥驛站)を荷物の受け取り拠点として導入する計画で、さらに決済手段として支付宝(アリペイ)も使えるようにする見通しだ。これまで物流と決済システムで存在していた見えないインターネット企業間の壁が取り払われ、相互接続が進展していくのはユーザーにとってメリットがありそうだ。
W11セールにらんで「和解」!?
今回、アリババと京東の両グループ間で“融和”が見られたことは、各々のプラットフォームにおけるユーザー体験の向上、業績の向上につながると期待されている。京東と支付宝は2011年8月に提携を終えていたが、背景には支付宝の手数料の高さがあったとされる。
なお、今年のダブル・イレブンの事前販売は10月14日にスタートする。昨年より約10日前倒ししたスケジュールであり、消費者向けに提供されるクーポンやレッドポケットに注ぎ込む補助金は300億元に達し、2020年以来最大規模となる見通しだ。(編集:耕雲)
参考