2024年を彩る『SHO-TIME』、上海でもエンタメやグルメで注目の的?
「SHO-TIME」とはメジャーリーグでの大谷翔平の活躍を示すシンボリックな言葉だ。2024年はスポーツやエンタメ、グルメにおいても「SHO」というキーワードが注目される年となっている。さまざまな分野で話題の的となった「SHO」にスポットを当ててみよう。
ユネスコ登録を目指す「SHO」
「SHO」と聞いて、どのような言葉を思い浮かべるだろうか。「SH」は上海のことを示す略称記号として使われているが、2023年から上海国際映画祭のメイン開場が「上海影城SHO」という名称で呼ばれていることにも留意しておきたい。「SHO」は「Shang Hai Origin」の略で、上海発の文化を象徴する言葉である。
一方、ヘボン式ローマ字表記の「SHO」から日本人が真っ先に連想するのは書道の「書」だろう。日本政府は今年、「書道」のユネスコ無形文化遺産への登録申請に乗り出し、2026年の認定を目指している。折しも短編映画「Origami」が学生オスカーを獲得するなか、日本の無形遺産への注目度が増し、書道に対する評価もより高まっていく見通しだ。
女性が携わってきた「かな書道」の伝統的価値にも注目が集まる
「SHO」から連想する漢字は?
日本語は同音異義語が多いのに加え、長音と短音の区別が存在することが中国人の日本語学習者にとって関門となっている。初心者にとっては「しょ」と「しょう」が区別しづらく、たとえば「しょち(処置)」 と 「しょうち(承知)」を聞き間違える可能性もありそうだ。
今年はオリンピックイヤーだったが、自国選手によるメダル獲得の快挙に「勝(しょう)」の文字を思い浮かべた人は多かっただろう。あるいはマイコプラズマ肺炎ほか健康を脅かす感染症の「症」を想起する人もいるかも知れない。
「翔」が“今年の漢字”候補に?
ひょっとしたら「SHO-TIME」は2024年を代表するキーワードとなるかも知れないーーそんな実感を抱くことになったのは、日本航空が大谷翔平選手を機体に描いた特別塗装機「DREAM SHO JET」(エアバスA350-900型)を就航するなど、彼の活躍が野球界を超えたフィールドに広く影響が及んでいるからだ。
メディアはドジャース・ワールドシリーズ進出の 経済効果が1,168億1181万円に及ぶとする専門家の試算を報じた。日本経済に与えるポジティブな影響が期待できるなら、(相次ぐ生活物資のインフレは抑制してほしいところだが、)飛翔の「翔」を「今年の漢字」として選ぼうという空気が醸成される可能性もありそうだ。
ワールドシリーズ第1戦は中国時間8時から(MLBの微博公式アカウント)
「SHO」はエンタメやグルメにも
「SHO」の影響はエンタメ分野にも広がっている。真田広之がプロデュースしたドラマ『Shōgun』は2024年のエミー賞を総なめにし、シーズン2と3の制作が決定している。(蛇足だが、米国人は「ショー・ガン」と読み間違える傾向があるそうだ。)
さらに、グルメ業界では、和製高級バーガーチェーン「SHOGUN BURGER」が上海に進出し、“很牛”な(すごい)存在感を放っている。モスバーガーが撤退し、「Shake Shack」も閉店が続くなかでの和製高級バーガーの挑戦に注目が集まる。(編集:耕雲)