世界旅行先ランキングで日本が連覇、「2025年必訪地」に金沢が選出
欧米の主要メディアが日本を高く評価するランキングを次々と発表している。特に旅行先としての日本の魅力が広く認知されつつあり、2年連続で「世界で最も魅力的な国」の第1位に選ばれている。さらに米旅行雑誌『ナショナルジオグラフィック』では金沢が2025年の“必訪の旅行先”としてスポットが当てられた。地方創生の突破口として期待が寄せられている。
「ベストカントリー番付」で日本躍進
米国の時事週刊誌『USニューズ&ワールド・レポート』が9月10日、2024年の「世界最高の国」ランキングを発表した。日本は前年の6位から4位上昇し、堂々の2位にランクインした。評価基準はビジネスの開放性、国力、冒険、社会的目的、文化的影響力など幅広い項目にわたる。
中でも、日本は起業家精神で3位、文化的影響力で5位、国力で8位と評価された。これらが総合順位を押し上げたかたちだ。1位はスイス、3位は米国。日本の技術的進歩と文化の発信力が、国際的な評価を高めている。
最も魅力ある旅行先で日本が首位キープ
円安に揺れる為替レートを背景にしている向きもあるが、旅行をテーマとした話題では日本の存在感が一段と高くなる。米国の著名な旅行雑誌『コンデナスト・トラベラー(Condé Nast Traveler)』が発表した最新の「リーダーズ・チョイス・アワード」(米国版、英国版)では、日本が2年連続で「世界で最も魅力的な国」の第1位に選ばれている。
一方、「世界で最も魅力的な大都市」部門には東京が第1位に輝いており、日本全体が国と都市の両方で世界中から熱い視線を浴びるかたちとなった。日本の豊かな文化、先進的な都市環境、高品質なサービスが旅行者の心をつかんでいることが、この連覇に表れている。
マストな世界旅行先に金沢
同じく米国の著名旅行雑誌として知られる『ナショナルジオグラフィック』が発表する「Best of the World 2025」では、金沢にスポットが当てられた。木造の茶屋街や名園・兼六園、武家屋敷街など「本物の日本」を体験できる点が高い評価につながっている。
そのほか、金沢には400年の歴史を持つ金箔産業がある。生産量で日本の99%を占め、その繊細な光沢はかつて“黄金の国”と呼ばれた時代を彷彿させるのかも知れない。
なお、金沢はかつて「小京都」と称されたが、2008年以降は「全国京都会議」に加盟していない。現在は独自の武家文化や歴史をブランディングの方向性として示していることに注目したい。
小松‐上海便が増便へ
日本の地方都市が国際的に認知されることは地方創生の一環として大きな意味を持つ。こうしたなか、NHKなどの報道によると、中国東方航空が2024年12月20日から小松‐上海便を週4便に増便する見通しだ。コロナ禍で運休していた路線は2023年12月に週2便で再開、搭乗率は当初の59.5%から2024年9月には76.6%に上昇した。安定した需要増加が見られ、増便による観光客の増加が期待されている。
11月現在は週2便(木・日)で運航。 参考:小松空港ホームページ
ちなみに小松空港から金沢市へはリムジンバスで45分(1,300円)、または小松駅までバス(280円)で移動すれば鉄道の利用も可能だ(普通580円/約30分、特急指定席2,910円/約10分)。成田国際空港からのアクセスなら東京駅経由で北陸新幹線を利用(約1万7,000円)、関西国際空港からは特急「サンダーバード」(約1万2,000円)、関西国際空港からは特急「しらさぎ」(約1万1,000円)でそれぞれ移動できる。
主要3空港から金沢へのアクセス時間はほぼ同じと見てよいだろう。ただ、2025年には大阪・関西万博が開催する。逆転の発想で、万博と金沢・関西観光をセットに小松空港をアクセス拠点とする手もありかも知れない。(編集:耕雲)
参考
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