最新『安全情報』を確認!米国・アジアで詐欺・強盗被害も
外務省は「海外安全ホームページ」で、現地大使館や総領事館が発出した「安全情報」を網羅している。最近発出された内容を確認し、安全対策に役立てよう。
米国:税関職員等を装う特殊詐欺
在ナッシュビル日本国総領事館は11月21日、税関職員や警察官を装った特殊詐欺への注意を呼びかけた。在米邦人を狙い、「違法薬物が見つかった」「カードが犯罪に使用された」などと脅し、個人情報や銀行口座情報を詐取する手口が増加している。
また、在サンフランシスコ、在ヒューストン日本国総領事館も同様の注意喚起を発出している(11月15日)。各公館は日本の公的機関が電話で金銭や個人情報を求めることはないとし、詐欺の巧妙化に警戒を促している。
東南アジア:“闇バイト”に注意
東南アジアでは、邦人が特殊詐欺に加担させられる事例が頻発している。「短期間で高収入」「簡単な作業」などの求人に応募し、「かけ子」や「受け子」として犯罪行為に巻き込まれるケースが後を絶たないとされる。
そのため、外務省は「闇バイト」への注意喚起を継続的に行っている。一度犯罪組織に関与すれば抜け出すのは難しく、拘束や暴力のリスクも伴う。短期間で高額報酬を得られる仕事は通常存在しない。甘い誘惑に惑わされず、慎重な判断が求められる。
フィリピン:強盗事件で邦人が被害
在フィリピン日本国大使館は、マニラ首都圏で邦人2名が強盗被害に遭ったことを報告した。場所はマカティ市セントラルスクエア付近で、11月14日午後10時30分頃、被害者の1名は後方からバイクに乗った5人組に接近され、拳銃のようなものを突きつけられたが、逃走して無事だった。もう1名はネックレスを引きちぎられる被害に遭ったが、大声を上げると、犯人はバイクで逃走したという。
同大使館によれば、クリスマスシーズンを迎えると犯罪が増加する傾向にある。強盗に遭った際には生命と身体の安全を最優先に考え、冷静な対応が求められる、金品の要求に応じようとポケットに手を伸ばすのはリスクが大きい。口頭で伝え犯人に取らせるなど慎重な行動が求められるという。犯人が去った後は速やかにレストランや商店に逃げ込むなど安全を確保したうえで警察(フィリピンの場合は「911」)に通報するのが一案だとしている。

中国:車両突入事件が発生
在中国日本国大使館は、19日に湖南省常徳市で発生した車両突入事件で邦人被害の報告がないことを確認する一方、外出の際は、不審者や車、バイクなどの接近及び周囲の状況に十分に留意するよう在留邦人や出張者、旅行者に呼びかけている。
海外安全ホームページの活用を
外務省の「海外安全ホームページ」(www.anzen.mofa.go.jp)では、注意喚起や安全の手引きを提供している。「たびレジ」や在留届に登録すれば情報がメールで配信されるため、活用を推奨したい。各地の在外公館が作成する「安全の手引き」も閲覧が推奨される。なお、3か月以上滞在する際は在留届の提出も忘れずに。(編集:耕雲)
参考
外務省 海外安全ホームページ|【注意喚起】税関職員や警察官等を装った特殊詐欺 海外安全ホームページ: 広域情報:特殊詐欺事件に関する注意喚起(加害者にならないために) 邦人に対する強盗事件の発生(11月14日:マニラ首都圏マカティ市セントラルスクエア・モール付近の路上) 【注意喚起】マニラ首都圏における拳銃強盗の頻発について | 在フィリピン日本国大使館 外務省 海外安全ホームページ|【安全対策情報】湖南省常徳市の小学校付近における車両突入事件の発生(注意喚起)