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2024-11-26

中国の国内航空券領収書、12月からデジタルシフト!紙版は2025年9月末まで有効

中国航空交通ITテクノロジー


中国国内航空券の領収書が12月1日からデジタル化する。「電子行程単」と呼ばれる全面的に電子化された「発票」(領収書)が導入されることになる。紙バージョンのものは2025年9月末まで有効だが、紙版・電子版の重複使用はできない。鉄道旅客輸送分野については11月1日に電子発票が導入がされた。


鉄道に続くデジタルシフト

中国で12月1日から国内航空券について「電子行程単」と呼ばれる全面的に電子化された「発票」(領収書)が導入されることになった。これまでの紙バージョンの発票からデジタルシフトが本格化する。

紙バージョンの発票も2025年9月30日まで使用されるが、紙版と電子版の重複使用は禁じられる。従業員を外地に出張させる機会が多い企業にとっては、システム対応や運用フローの見直しが急務となりそうだ。


電子行程单のメリット

電子行程单は、旅客の行程内容や料金、税率情報を含む電子版発票(領収書)であり、QRコードも付与される。航空会社や代理店を通じて発行され、公式サイトやアプリから取得が可能になる。

デジタル化推進のねらいは次の通りだ。

◉税務管理の効率化:手続きの簡略化により、行政手続や企業運営における負担を軽減。

◉旅行者の利便性向上:紛失リスクの低減、精算作業の簡略化。

◉環境負荷の低減:紙の使用量を削減することで環境保護に寄与。

12月1日からの電子行程単の導入を伝える記事


電子行程单の取得と注意点

旅客は航空券の使用後180日以内に、公式サイトやアプリ、サービス電話を通じて電子行程单の申請ができ、メールやアプリで受け取ることができる。

ただし、電子行程単の取得にあたっては次の制限事項がある。

◉付帯サービスは非対象:座席指定料や手荷物料金などの追加費用は含まれない。

◉発行期限:180日を過ぎると発行には航空会社との合意が必要。

◉対象路線の制限:国際路線(香港・マカオ、台湾含む)は対象外。

◉全面移行時期:移行期間中の2025年9月末までは紙版の発票も使用可能だが、電子版との併用ができない。


電子行程単の申請手順については、とりあえずは航空輸送に先行するかたちで11月1日から運用が始まった「12306」鉄道アプリ(ミニプログラム)上での操作プロセスが参考になるだろう。🔗経費精算が楽に!中国鉄道12306アプリに「電子発票」の発行機能



鉄道の「電子発票」はアリペイの「火车票机票」をタップし「我的(私の/マイ)>电子发票」に進んでも申請可能だ


電子行程单の税務・会計処理

電子行程单は税務処理や会計業務において重要な役割を果たす。旅客は税務デジタルアカウントを活用し、電子行程単のダウンロードや用途確認が可能だ。全国増値税発票確認プラットフォームを通じて、電子行程单の真偽確認も行える。

(図1)電子発票のサンプル:番号は20桁で構成され、最初の2桁は西暦年の下2桁、次の2桁は行政区画コード、5桁目は発行チャネルコード、6桁目から20桁目は業務順序番号を示す。


増値税一般納税者にとって、電子行程单は仕入税額控除申告の要となる。申告時には増値税および附加税費申告書への正確な記載が求められる。必要に応じて「紅字発票情報確認単」(図2)の提出も必要となるため、税務管理の透明性が高まると期待されている。

一方、会計処理では「電子会計証憑の報酬および会計処理に関する通知」(財会〔2020〕6号)などの会計基準に従う必要がある。2024年からは「会計情報化作業規範」(財会〔2024〕11号)などの新基準も施行される運びとなった。これにより、会計業務の電子化が一層進む見通しだ。(編集:耕雲)

(図2)紅字発票情報確認単

 参考 




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