「麻辣燙」が日本でグルメの頂点!?Z世代女性を虜に!
10代から20代の女性向けメディア「Trepo(トレポ)」が発表したトレンド調査において、2024年下半期のグルメ部門1位に「麻辣燙(麻辣湯、マーラータン)」が輝いた。健康志向でカスタマイズ自在なその魅力は若年層の女性たちを引き付けてやまず、爆発的な人気を集めているという。
「麻辣燙」がグルメの頂点に
「Trepo」が行った2024年下半期のZ世代向けトレンド調査で、「麻辣燙」(マーラータン)がグルメ部門のトップに躍り出た。この四川発祥のスープ料理は、若者の間で「ヘルシー」と「楽しい」の絶妙なバランスを誇り、自由に具材を選んでその場で調理するというエンターテインメント性が持ち味だ。TikTokでオリジナル麻辣湯を作る動画が12月時点で200万回以上再生されるなど、今や若年層の間で大きな話題となっている。
出所:トレンドお届けメディアTrepo(トレポ) https://trepo.jp/l
ヘルシーさとカスタマイズ性
「麻辣燙」の人気の秘密は、まずはそのヘルシーさ。そして、自分の好みに合わせて具材や辛さを自由に調整できる点にある。特に若い女性に支持されるこの料理は、辛さと薬膳の風味が絶妙に調和し、低カロリーで栄養満点な具材を選べるのが魅力だ。
具材の種類は豊富で、野菜から豆腐、肉類、魚介類まで、組み合わせは無限大。辛さの度合いも、まさに自分好みの調整が可能だ。最近では、ファミレスや専門店でも手軽に本格的な「麻辣燙」が楽しめるようになった。コンビニの定番おでんのように、日常の食文化として根付いてく可能性がある。
深まる麻婆豆腐の謎
さて、ここで少し気をつけたいのが、日本では“燙”が“湯”に置き換えられ、「麻辣湯」と表記されている点だ。さらに、風邪薬でおなじみの「葛根湯」が日本語では“カッコントウ”と読まれるの対して、「麻辣湯」は“マーラータン”と呼ばれている点だ。一方で「湯湯婆」の読み方は“ゆたんぽ”であって“ゆとうぼ”とは読まないなど謎が謎を呼ぶ。
ちなみに、スパイシーな四川料理の代名詞ともいえる「麻婆豆腐」は、日本では“マーボー”と濁音がつけられ、「豆腐」はそのまま“ドーフ”と中国語的に発音される。世界で浸透しているのは日本語の“Tofu”という発音であって“Doufu”ではない。米国滞在歴がある人の話しでは“Doufu”と発音すると“DogFood”と誤解される恐れがあるということだった。
世界語となった「Tofu」
激辛は景気のバロメーター?
辛い料理が流行する背景には、現代社会における精神的リフレッシュの側面があるという説がある。辛さは脳内でエンドルフィンやドーパミンを分泌し、気分を高揚させる効果があるため、特に経済不安や社会的混乱が広がる時期には、辛い食べ物が好まれやすいというわけだ。
「激辛」という言葉が登場した1986年は、バブル景気の前夜。その後の経済停滞を招いたプラザ合意(1985年)や日米半導体協議など大事件があったものの景気的にはまだ余裕のある時代だった。「麻辣燙」ブームを受けた「激辛」トレンドが、次の経済の流れをどう変えていくのか、今後の展開に注目したいところだ。(編集:耕雲)
