小中学生にも浸透?ネットスラングと「句点外し」が築く言葉の壁
若者の間で広がるネットスラングや「句点外し」の文化は、親しみやすさを表現する一方で、世代間に言葉の壁を築いているといえそうだ。時には学校や家庭で意思疎通を妨げる要因ともなり、適切な使い分けや共通理解の重要性がますます問われている。
ネット社会が生む「言葉の壁」
ネット文化が生み出す幾多の新しい言葉が、あたかも疾風のごとく若者の間に広がり、日常会話にも溶け込んでいる。たとえば、中国で流行中の「XSWL(笑死我了;笑い死ぬほど面白い)」「YYDS(永远的神;永遠の神)」「栓Q(shuān q;Thank You)」「你个老六(なんてずるい!)」等の表現は、略語とダジャレが混在する独特の語感を持ちながら一見するだけでは意味不明だ。
そんな年長世代には解読不可能な「言葉の壁」が築かれることで、学校の現場や家庭内での意思疎通を阻んでいる場面も珍しくない。親や教師が子どもたちの話す“新しい中国語”を理解できなければ、関係性が徐々に希薄化するリスクさえある。言葉の壁はいつの時代にも存在する世代ギャップという問題にとどまらず、教育現場や家庭生活にも深刻な影響を与えかねないとした懸念が高まっている。
教育現場での懸念と対策
ネットスラングの過剰な使用が子どもたちの語彙力や文法力を弱体化させる恐れがあると指摘する専門家もいる。特に思春期の子どもにとって、正しい書き言葉や礼儀正しい表現の習得は、思考力の育成や社会的価値観の形成に欠かせない。
そのため教育現場では、子どもたちが標準的な言葉とスラングを使い分ける能力を身につけるように育んでいくことが重要になってくる。教育関係者の間では、学校と家庭が協力して子どもたちの言葉遣いについて共通理解を築くことが鍵になるとした提言も見られるようだ。

「句点外し」を巡る議論
若者世代のネット文化にもう一つ興味深い現象として「句点外し」の現象がある。メッセージのやり取りの際に末尾に句点をつけない習慣であり、句点があるとむしろ「怒り」や「威圧感」を与えると感じられるとされ、日本では「マルハラ(マルチハラスメント)」という新語まで登場した。
これは日本特有の問題ではなく、中国や他国でも類似した傾向が見られている。「句点外し」はネットスラングと同様に言葉の乱れとみなされることもあるが、若者世代が句点を外すのは怠慢からではない。親しみや柔らかさを表現するために選択していることを年長世代は理解する必要がありそうだ。

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重要なのは、ネットスラングや「句点外し」を一律に否定するのではなく、適切な使い方を学び、世代間で共通理解を深めていくことだろう。親しい間柄での会話では句点を省略し、ビジネス上のやり取りなどフォーマルな場面ではきちんと句点を使うというのも一手だ。
言葉は生き物であり、時代とともに進化する。しかし、中核にある思いやりや誠意をいかに表現するかということは、どの時代でも普遍的な課題であり、それこそが言葉の真価を問うものだ。(編集:耕雲)
参考
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