社会・文化
2024-12-18

中国、トランジットビザ免除措置を緩和、滞在可能期間を10日間に!観光需要の拡大へ

中国旅行インバウンド


中国国家移民管理局は17日、第三国経由での出入国を条件にビザなし入国が可能となる「トランジットビザ免除」の適用について、利用者の滞在可能な期間を従来の72時間または144時間から240時間(10日間)に延長すると発表した。対象国・地域や入国可能な検問所の数も拡大している。


トランジットビザ免除利用者が増加

中国国家移民管理局によると、2023年1~11月の外国人入国者数は前年同期比86.2%増の2921万8000人に達した。このうち、ビザ免除措置を利用した外国人は123.3%増の1744万6000人、トランジットビザ免除を活用した入国者も132.9%増と顕著な伸びを見せており、今回の緩和政策でインバウンド促進に期待が寄せられている。


滞在可能期間が10日間に

こうした情勢を受けて、12月17日から中国のトランジットビザ免除で現地に滞在可能な期間が10日間(240時間)に延長された。滞在が可能な行政地域には新たに山西省、安徽省、海南省、江西省、貴州省の5省が加わり、計24地域となっている。さらに、トランジットビザ免除の手続きが可能な空港、港、陸路の口岸(国境検問所)の数は21か所増え、計60か所を数える。


トランジットビザ免除の適用条件

240時間のトランジットビザ免除政策が適用される外国人は、54か国の有効なパスポート等の国際旅行証明書を所持していることが前提になる(有効期限は3か月以上)。さらに、第三国・地域への入国(入境)条件を満たすほか、渡航スケジュールの事前決定とそれに関連する証明書の準備が求められる(資料参照)。

なお、日本は11月30日から訪中短期ビザ免除措置が適用されているものの、その適用期間が2025年12月30日までとなっている。延長措置がとられない場合の中国渡航手段として、トランジットビザ免除措置の動向にも引き続き注視していく必要がありそうだ。(編集:耕雲)

<資料>
◇240時間トランジットビザ免除政策の適用条件


1)54の適用国に属する国民であること:

◉ヨーロッパ(40か国):
オーストリア、ベルギー、チェコ、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイスランド、イタリア、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、マルタ、オランダ、ノルウェー、ポルトガル、スロバキア、スロベニア、スペイン、スウェーデン、スイス、モナコ、ロシア、英国、アイルランド、セルビア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、モンテネグロ、ウクライナ、ベラルーシ、クロアチア、ポーランド、北マケドニア、アルバニア、サンマリノ、アンドラ、ナミビア。

◉北米・南米(6か国):
米国、カナダ、ブラジル、メキシコ、アルゼンチン、チリ。

◉オセアニア(2か国):
オーストラリア、ニュージーランド。

◉アジア(6か国):
韓国、日本、シンガポール、ブルネイ、アラブ首長国連邦、カタール。


2)有効な国際旅行証を所持し、有効期間が少なくとも3か月あり、かつ前往第三国(地域)への入国条件を満たす必要がある。


3)240時間以内に日付と座席が指定された第三国(地域)への連続航空券や関連証明を所持し、外国人入国カードを正確に記入し、出入国検査機関による確認および質問を受けることが必要。


上記の条件を満たす外国人は、中国の北京や上海などの60の口岸において入国審査機関に申請することができ、入国審査機関はビザ免除手続きを行う。滞在許可期間は入国の翌日からカウントされる。中国が外国と相互または一方的なビザ免除政策を実施している場合は、その政策が優先される。

出所:国家移民管理局の発表を当編集部で翻訳

 参考 




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