「パスポート力」で北欧躍進、日本は8位、”最強”奪回に立ちはだかる壁は?

世界中のビザ情報を提供するオンラインプラットフォーム「VisaGuide.World」がこのほど発表した2024年最新版(12月版)の「VisaGuide Passport Index」によると、日本は「パスポートの強さ」で8位にランクインした。2024年6月版では13位だった。アジアの国では、シンガポールと日本のみが上位20にランクインしている。
日本の順位8位に上昇
2024年12月、「VisaGuide.World」は199か国・地域を対象に評価した「VisaGuide Passport Index」を発表した。日本は順位を上げ、第8位となった。6月に発表されたランキングでは13位(89.55点)だったが、その後、ビザなし渡航が可能な国数の増加や、eビザ対応国の拡大により、日本のパスポートの評価は向上、スコアは90.47となっている。

「パスポートの強さ」の評価基準は?
VisaGuide.Worldのランキングでは、単にビザなしで渡航できる国数だけでなく、各国の渡航条件を総合的に評価する。特に注目すべきは、「Destination Significance Score(DSS)」という独自の指標であり、これは特定の目的地がどれほど重要でアクセスしやすいかを反映する。この指標は、特定の目的地がどれだけ重要であるか、またはアクセスが簡単であるかを反映し、国ごとの渡航の自由度を詳細に評価するものとなっている。
ビザ免除国数に特化した別ランキング
VisaGuide.Worldのランキングが到着ビザやeビザの取得条件も考慮しているのに対し、英コンサルタント会社ヘンリー・アンド・パートナーズが発表する別ランキングは、ビザなし渡航が可能な国の数を重視している。その2024年最新版によると、シンガポールが首位、日本は2位に順位を落とした。日本は11月末に訪中短期ビザ免除の再開にこぎつけており、次回の順位がどう動くか注目される。
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中国の「パスポート力」は116位
中国のパスポートは前回(6月)から1つランクを上げたものの、199か国中116位となっている。ビザなしで渡航できる国は51か国、eビザが利用できる国は27か国、到着時ビザ(VOA, Visa on Arrival)が取得できる国は34か国となっている。香港行政特区については46位となっており、ビザ免除で渡航できる国は135か国ある。
以上、2024年の「VisaGuide Passport Index」最新ランキングでは、シンガポールが依然として「最強パスポート」の座を維持し、フィンランドやデンマークなどが急上昇を果たしたことが注目されている。両国は国際的な結びつきを強化し、特にヨーロッパ内での渡航自由度を高めたことが順位上昇をもたらしたとされる。(編集:耕雲)
参考
"Visa Guide World Passport Index 2024: Top Global Rankings Revealed."
"How Countries Rank in Terms of Passport Strength."
"The Impact of eVisa and Visa Waivers on Global Travel."
