2024年の中国版“今年の漢字”は『智』、AIの革新が反映
12月20日、中国・国家言語資源監測・研究センター、商務印書館、新華ネットが共同で主催する「漢語盤点2024」イベントが開催され、2024年を象徴する国内漢字には「智」が、言葉には「新質生産力」がそれぞれ選出された。科学技術やAI分野の進展、経済戦略の方針が反映されている。
一年間の世相を“棚卸し”
中国版「今年の漢字」に相当する「漢語盤点」は、毎年中国および国際社会の動向を振り返り、その年を象徴する漢字や言葉を選出する企画で、2006年から始まり、今回で19回目を迎えた。「盤点(盘点、pán diǎn)」は棚卸しや在庫点検を意味する。
出所:漢語盤点 - Wikipedia
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2024年を象徴する漢字「智」
2024年を象徴する漢字(国内字)として選ばれたのは「智」、言葉(国内語)には「新質生産力(新しい質の生産力)」が選ばれた。これらは、科学技術の革新や人工知能(AI)分野での急速な発展、また中国経済の発展戦略を反映した選出となった。国家言語資源監測研究センターでは、年度を象徴する漢字と言葉に加えて、新語や流行語、ネット用語も毎年発表している
❖2024《年度国内字》
10大流行語・新語
2024年の「中国メディア10大新語」では、経済、テクノロジー、社会問題に関連する重要な概念が反映された。例えば、中国政府が発行する特別国債でインフラ整備や災害復興に利用される「超長期特別国債」や、設備更新や消費品の買い替えを促進する政策である「両新」、また持続可能な開発やデジタル協力に関する議論が行われた「未来峰会」などが選ばれている。
一方、2024年の「10大流行語」には、社会の変化や若者文化、技術革新が反映され、「新質生産力」や「人工知能による徳育」、「低空経済」などが選出された。
❖2024《年度国内語》
xīn zhì shēng chǎn lì
このほか「10大ネット用語」には、職場でのストレスや疲労感を表現した「班味儿(職場の独特な雰囲気)」、ゲーム関連の用語「黒神話・悟空」や「含金量(値打ち)はまだ上昇中」といったフレーズも選出されている。
咬文嚼字「年度10大流行語」
また、「漢語盤点」に先立ち、語学専門雑誌「咬文嚼字」の編集部が12月2日、読者投票、ネットユーザー投票、有識者・メディアによる選考を経て「2024年十大流行語」を発表している。デジタル技術と人工知能の融合を指し、効率化を目指す「数智化」や、高齢者の力を示す「銀髪力量」、若者の間で流行した「city不city」などが選ばれた。(編集:耕雲)
参考

