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2025-01-08

海外でも呼吸器疾患拡大、hMPV警戒と感染防止が急務



在中国日本国大使館は1月7日、中国内で流行中の呼吸器疾患に警戒を呼びかけた。インフルエンザやヒトメタニューモウイルスなど複数の病原体に注目が集まる中、感染予防対策の徹底が求められている。



在中国日本国大使館が注意喚起

日本の在外各公館が中国国内で呼吸器疾患が流行していることに対し注意喚起を行っている。中国国家衛生健康委員会によれば、現在流行している疾患はインフルエンザウイルスを含む既知の病原体によるものであり、特にA型インフルエンザが顕著だとされる。


一方、年齢層別に異なる病原体が流行している。感染拡大防止のためには、マスクの着用、手洗い、換気、密集の回避が推奨され、インフルエンザの予防にはワクチン接種が望ましいとされる。特に重症化しやすい子どもについては、早期の予防接種や治療が重要だ。






ノロウイルスの集団感染が発生

呼吸器疾患に加えてノロウイルス感染も懸念材料となっている。中国メディアの報道によると、雲南省臨滄市の小学校で1月3日、121人が集団感染し、嘔吐や腹痛などの症状を見せたという。


ノロウイルスには特効薬やワクチンが存在せず、治療には水分補給と安静が重要になる。感染予防には手洗いや食品の加熱、公共の場の清掃などが挙げられ、これら基本対策を徹底することが望ましいとされる。





 ヒトメタニューモウイルスの脅威

複数の呼吸器疾患の中でも、特に注目されているのがヒトメタニューモウイルス(Human Metapneumovirus, hMPV)である。中国では北部地域で感染者が急増しており、14歳以下の児童が主な感染者となっている。


症状はインフルエンザやRSウイルスに似た症状を引き起こし、咳や発熱、鼻詰まり、息切れが現れる。感染経路は飛沫、密接な接触、汚染された物体表面等があり、密集した場所では感染の拡大が懸念される。現在、hMPVに対する特効薬やワクチンはなく、対症療法が行われている。


冬季によく見られる感染症の特徴


出所:「健康時報」微博公式アカウントの記事を元に翻訳、加工
※この表の情報は参考資料です。医学的な診断や治療については、必ず専門家にご相談ください。



ナイジェリアが空港の監視強化

呼吸系疾患の広がりやノロウイルスの集団感染等の背景には、季節要因はもとより、"免疫負債"が関係していると考えられている。新型コロナウイルス流行時に感染を避けた結果、様々なウイルスに対する免疫が獲得できない状態が続いているという見解だ。


現在、hMPVは英国で5,000人を超える感染が確認されているとされ、香港特別行政区、インド、マレーシア、インドネシアなどでも感染の広がりが伝えられている。ナイジェリアでは早期の感染発見と拡大防止を目指し、空港で監視の強化が行われている。


感染拡大防止のためには手洗いや物理的距離の確保、頻繁に触れる場所の消毒などが重要で、適切な対応が求められている。

(編集:耕雲)




 参考 




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