「春運」大移動で“空・鉄”の新対策、上海2空港はチェックインを効率化
「春運」が今日、1月14日からスタートした。期間中の鉄道利用者はのべ5億人超に達し、過去最高を更新することが予測されている。新型列車の増発や空港のチェックイン効率化など、各分野でラッシュ対策が進行中だ。
春運開始、過去最大の大移動に
「春運」(旧正月の移動ラッシュ期間)が始まった。今回の春運は1月14日から2月22日までの40日間が該当し、期間中の鉄道利用者は1日平均でのべ約1275万人、合計で対前年比5.5%増ののべ5億1000万人に及ぶと予測されており、過去最高を記録することが見込まれている。
帰省ラッシュのピークは1月25日、Uターンラッシュは2月4日と予測され、中国の国内報道にもとづくと、中国鉄道部門は新型列車や臨時列車、夜間高速列車の増発、駅舎待合室の整備などで移動需要の増加に対応する方針を示している。

鉄道アプリ12306に新機能
1月10日に鉄道12306のウェブサイトとアプリがアップデートされ、「システム自動乗車券購入リスト提出」機能の試行が開始されたのも対策の一環だ。この機能では、利用者が乗車日の2週間以上前に購入情報を入力し代金を仮払いすると、正式販売時(乗車日の2週間前)にシステムが乗車券を自動発注する仕組みとなっている。
利用期間は2月8日までとなっており、春運最終日である2月22日までの乗車が対象となる。北京や上海、広東、四川など主要エリアを結ぶ長距離列車で利用でき、1件につき最大8名分の予約が可能。購入予約リストは最大6件まで保持できるため、多人数の旅行計画にも対応できる。

画像:上海発布・中国鉄路集団
空港でも利便性向上策
空輸の分野でも春運の需要増加に対応した取り組みが行われている。上海虹橋国際空港では、国内線チェックインの締め切り時間が短縮され、春秋航空は30分前、中国東方航空は35分前に変更された。一方、浦東国際空港では締め切り時間が最大45分前に統一され、効率化が図られている。
なお、上海の2空港の利用者は2024年にのべ1億2400万人を超え、前年同期比29%増という結果を残した。
◇浦東空港のチェックイン締め切り時間 ◉国際線・港澳台路線 ・一般航空会社:出発 60分前 ・エチオピア航空:出発 90分前 ◉国内線 ・中国東方航空、上海航空、南方航空、中国聯合航空:出発 40分前 ・その他の航空会社:出発 45分前 ◇虹橋空港のチェックイン締め切り時間 ◉国際線・港澳台路線 ・キャセイパシフィック航空、香港航空、マカオ航空、中華航空、大韓航空、アシアナ航空:出発 40分前 ・その他の航空会社:出発 45分前 ◉国内線 ・中国東方航空、上海航空、中国聯合航空: 一般利用者:出発 35分前 手荷物がない場合:出発 30分前 ・春秋航空:出発 30分前 ・その他の航空会社:出発 35分前 |
気になる航空券の動向は?
航空券価格にも春運の影響が顕著に現れている。オンライン旅行プラットフォームの「去哪儿旅行(Qunar)」(チューナー)のデータによれば、1月25日から27日にかけて航空券の価格が上昇し、エコノミークラスでは割引がない定額で販売されている路線が多い。北京-大理や上海-シーサンパンナなど人気観光地の路線については残席自体がごくわずかとなっている。
ただし、旧正月(春節)期間中や復路の航空券については残席に余裕がある。1月30日(旧暦1月2日)の平均フライト料金は962元(約1万9000円)と最低水準となっている。家族団らんも旅行も両方享受したいと望む利用客が増え、複数の航空券を購入する利用者が前年比で約50%増加しているという。(編集:耕雲)
参考
Shanghai begins 35-minute cut-off time for domestic travelers - Chinadaily.com.cn
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