新春の祝福が発車!日本と中国の「縁起の良い」鉄道駅、「巳年」にちなむ駅名も
鉄道駅の名というものは、往々にして地名を反映した単なる目印に過ぎないと思われがちだが、実際にはそれ以上の輝きを放つこともある。たまたま目にしたら思わず途中下車してみたくなる——そんな縁起の良い駅名を、中国と日本から厳選してみた。
新春の願いを込めた駅名
駅名は、地名に由来するのが一般的だ。しかし、それが単なる地理的な位置を示すにとどまらず、しばしばその土地に住む人々の願いや希望が込められることがある。たとえば、中国では「和平駅」や「富裕駅」といった駅名が、繁栄や幸福を願う象徴として多くのネットユーザーの共感を呼んでいる。

中国鉄道が選ぶ「縁起駅」
中国鉄道は、1月28日に微信(Weixin)公式アカウントで「発展」「仕事」「家族」「人生」の4カテゴリーに分け、中国国内にある縁起の良い駅名を特集した。それぞれの駅名は、旅の目的地あるいは中継地としてだけでなく、新年の願いを託すのにふさわしいといえるだろう。
発展篇:平和と繁栄を願う駅名
和平站(広東省)
永定站(福建省)
仕事篇:成功と豊かさを願う駅名
富裕站(黒竜江省)
红兴隆站(黒竜江省)
家族篇:家族の幸福を願う駅名
福安站(福建省)
長寿站(重慶市)
人生篇:希望と成功を象徴する駅名
文昌站(海南省)
图強站(黒竜江省)
画像:中国鉄路 微信公式アカウント
日本の駅名が紡ぐ物語
日本にもまた、縁起の良い駅名が数多く存在する。例えば北海道の「愛国駅」や「幸福駅」は、昭和の時代に鉄道ファンの間で話題となり、切符が記念品となるなど人気を博した。
また、現皇后である雅子さまのご結婚前には、旧姓にちなむ「小和田(こわだ)駅」(飯田線、静岡県浜松市天竜区水窪町)が注目されたこともある。駅名には、そんな時代ごとの物語が宿っており、地域の文化や歴史を物語るシンボルとして、今も人々の心に刻まれている。
JR飯田線・小和田駅(画像出所:Wikipedia)

旧国鉄広尾線・幸福駅跡の駅舎(画像出所:Wikipedia)
日本版「縁起の良い駅名」特選
中国鉄道の特集に倣い、日本の鉄道駅からも縁起の良い駅名をカテゴリーごとに選んでみた。さらに、2025年の干支「巳年」にちなんだ駅名も加えてみたが、神秘的な縁も感じさせる。


名古屋地下鉄鶴舞線・黄金駅 画像:Wikipedia
希望ヶ丘駅(きぼうがおかえき)
—— 相模鉄道本線(神奈川県横浜市旭区)
栄生駅(さこうえき)
—— 名鉄名古屋本線(愛知県名古屋市西区)

上信電鉄・南蛇井駅(画像:Wikipedia)
駅名が醸し出す不思議な魅力
日本の鉄道駅名やバス停の名前は、時に中国の人々にとって「不思議な魅力」を持つものとして映ることがある。その音や字面からは予想もつかない意味が隠されていたり、「我孫子(あびこ)駅」(千葉県)のようにどこかユーモアを感じさせる駅名もある。
日本人にとっても駅名はしばしば驚きをもたらすコンテンツだ。特に難読駅名に遭遇したときの戸惑いは、ひときわ印象深い。駅名をただの文字の集合と捉えるのではなく、その地の歴史や文化、さらには住民の願いを込めた名だと思えば、興味はさらに深まる。新春を迎えたこの機会に、縁起の良い駅名を巡る旅に出てみるのも、また一興ではないだろうか。(編集:耕雲)
参考