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2025-02-05

中国の在留邦人数、華南が微増も10万人割れ、アジア全体の3割以下に

中国日本在留手続き外国人



中国の在留邦人数が10万人を下回り、オーストラリアに抜かれて3位に後退した。賃金上昇に伴う日本企業の拠点縮小や駐在員の減少等が原因として挙げられている。都市別では、深圳や広州が微増となったものの、上海や北京で減少が目立った。中国の在留邦人数はアジア全体の3割以下にまで低下している。



海外在留邦人数は横ばい

外務省が発表した最新の「海外在留邦人数調査統計」によると、2024年10月1日時点で、海外在留邦人の総数は129万3,097人で、前年(129万3565人)とほぼ同数となった(約0.04%減)。2000年以降、海外在留邦人は増加を続け、2019年には141万3,356人を記録したが、新型コロナウイルスの影響で減少し、その後も増加には至っていない。地域別で最も多いのは北米(37.9%)、次いでアジア(26.9%)と西欧(16.7%)となっている。





オーストラリアに抜かれ3位に後退

中国に在留する日本人は9万7,538人であり、国別では、米国(41万3,380人)に次ぎ、オーストラリア(10万4,141人)に継ぐ3位となった。10万人を下回ったのは20年ぶりと報じられている。中国の賃金上昇に伴う日本企業の拠点縮小や、諸般のリスク要因による駐在員の減少が影響しているといわれ、駐在員は家族を帯同せず単身赴任する傾向が見られる。


在留邦人数が多い国トップ10(2024年10月)


外務省は管轄地域ごとに在留邦人の数を集計しており、対象は滞在期間が3か月以上の在留邦人である。出所:日本国外務省「海外在留邦人数調査統計」を元に編集・加工




北京は11.2%減、華南微増

都市別では、ロサンゼルス都市圏(6万3,508人)が最も多く、次いでバンコク(5万146人)、ニューヨーク都市圏(3万7,345人)、上海(3万4,681人)、シンガポール(3万2,565人)が挙げられる。中国における都市別の在留邦人数では、上海が最大の拠点となっているが、前年より7.1%減少した。北京の減少幅は11.2%にも及び、5,000人を割り、4,914人にとどまった。一方、深圳(3,747人、4.1%増)や広州(5,500人、+2.2%)では増加が見られた。


在留邦人数が多い都市トップ10(2024年10月)

日本国外務省「海外在留邦人数調査統計」を元に編集・加工




中国の在留邦人数、アジア全体で3割割れ

これまでの調査で中国の在留邦人数が最も多かったのは2012年(平成24年)10月1日時点のデータで、15万399人に及んだ。13年間でざっと3分の1以上目減りしたことになる。アジア全体に占める割合も28%にまで低下しており、タイとシンガポールを合わせた数値を下回っている。日本企業の戦略変更や各国の経済状況も影響を及ぼすなか、年度始めを挟んだ帰任・赴任の動きがまもなくピークを迎える。海外在留邦人数がどのような変動を見せるか注目される。(編集:耕雲)



🔗「海外在留邦人」はどれくらいいる?中国では10年で半減した都市も (qq.com)


 参考 

海外在留邦人数調査統計|外務省






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