過度な美顔加工はNG!日本の入管が在留資格等の各種申請写真に厳格基準
日本の出入国在留管理庁が、在留資格の申請写真に「美白」「輪郭補正」「目の拡大」などの過度な加工をNGとする“お達し”を出した。行き過ぎた美顔加工は本人確認を困難にし、再提出の対象となる。外国人社員を抱える企業や申請者は厳格な基準を理解し、適切な対応が求められる。
証明写真に求められる「ありのままの顔」
日本の出入国在留管理庁は、在留資格の変更や期間更新などの申請時に提出する顔写真について、規格に適合したものを提出するように求めている。過度な加工が施された写真は再提出の対象となる。
具体的には、輪郭を削ってシャープに見せたり、瞳を不自然に大きくしたり、美白効果でまるで発光しているかのように仕上げたり——といった"盛りすぎ"な写真はNGだ。ほくろやしわを消すといった処理も本人の印象を大きく変えるため認められない。要するに、「加工は控えめに、ありのままの顔で勝負せよ」というお達しと受け取ってよいだろう。
❖申請時の写真に求められる条件
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美顔加工が根付く中国の自撮り文化
美顔加工の禁止は、在留資格申請に限らず、パスポートや運転免許証の申請・更新にも関わる問題であり、日本人にとっても他人事ではない。ただ、ことさら影響を受けるのは中国人かも知れない。というのも中国では、かれこれ十年以上も前から「Meitu(美图)」等の美顔加工アプリが普及し、美しく仕上げた自撮り写真を共有するのはSNS文化の一部となっているからだ。
肌をなめらかに整え、輪郭をシャープにし、目をぱっちりと大きくするのはお手のもの。それが「美しさ」として広く受け入れられており、日本の「ナチュラルな仕上がり」という美意識とは、そもそも土俵が違うといえそうだ。現在では、動画配信プラットフォームが美顔フィルターを標準装備しており、OPPOやVivo、Xiaomiといった国産スマートフォンメーカーはこぞって美顔機能を売りにしている。

出入国在留管理局のFacebookから
企業の対応と適切な撮影方法
日本の証明写真の厳格なルールに戸惑うのは中国人だけでなく企業も同じだろう。外国人社員を抱える企業は、この新基準を社内で周知し、スムーズな在留手続きができるよう支援する必要がある。人事部門は証明写真のチェック体制を整え、社員が証明写真機を使う際には「美肌モード」や「エクセレントモード」などの誘惑に負けず、潔く「標準モード」で撮影するよう指導すべきだろう。
場合によっては、専門の写真館で撮影させるのも無難な策といえそうだ。かりに美顔処理がされた写真で申請が完了したとしても、その後の出入国時で入国審査官が写真と実際の容姿の違いに気づけば、確認に時間がかかったり、追加の手続きが必要になったりするリスクが存在する。「美しい人はより美しく、そうでない方はそれなりに」というのは知る人ぞ知る昭和時代のテレビCMに出てきたフレーズだが、「ありのまま」を映し出すのが身分証明であるという基本に立ち返る必要がありそうだ。(編集:耕雲)

参考
提出写真の規格 | 出入国在留管理庁 【加工禁止】... - 出入国在留管理庁(Immigration Services Agency) | Facebook 2025 日本签证大变!过度美颜照片被禁,速看新规避坑