その他
2025-02-17

『哪吒2』の興行収入がついに“キング”超え!160億元突破の予測に軌道修正


中国アニメーション映画『哪吒(ナタ)2/Ne Zha』が驚異的な興行収入を記録し、すでに120億元(約2,510億円)を突破している。最終的には160億元に達するとの予測もあり、アニメ映画として史上最高の興行収入を更新する可能性が高まってきた。


興行収入、120億元を突破

春節(旧正月)期間に公開された中国映画『哪吒2(哪吒之魔童闹海)』が2月17日夕現在で国内外を含む総興行収入が120億元を超えた。『ライオン・キング(実写版)』の興行収入を超えてついに歴代トップ10入りを果たした。

アニメ映画史上最高の収入記録更新が視野に入った。この空前のヒットの背景には、時期的な恩恵はもちろん、作品そのものへの高評価であり、精緻な映像や特徴的なセリフが評判を呼んだことが挙げられる。同作品は2019年のヒット作『魔童降臨』の続編で、中国の神話をモチーフにした壮大な戦闘シーンと深い人物描写が評価されている。

2月17日午前時点で1つ上にランクしていた『ライオン・キング』を一気に抜き去った


「DeepSeekショック」にも匹敵か

映画業界向けデータ分析ツール『猫眼プロフェッショナル版』では、同作品の興行収入の予測は当初43億元だった。初期の予測が控えめだった背景には、2024年の中国映画市場の興行収入が425億200万元にとどまり、前年比で23%減少していたことも関係がありそうだ。興行収入を牽引する大ヒット作が少なかった一方、昨年はショートドラマ市場の急成長が注目された。

そうした市場の低迷も『哪吒2』の大ヒットですっかり打開されたようだ。実際、興行収入は2月17日時点ですでに120億元に達しており、観客動員数はのべ2億人を超え、リピーターが多く占めているとされる。観客動員数増加のポテンシャルは大きく、最終的な興行収入は160億元に届くという見通しもある。日本や米国のアニメ市場に与えた衝撃は、“DeepSeekショック”に匹敵すると言えるだろう。


監督は医学専攻、”監督別番付”でトップに

同作品の監督を務めたのは餃子(本名:楊宇)氏は医学を専攻しながらアニメ制作に転身した異色の経歴を持つ。医学とアニメは一見結びつかないように思えるが、日本でもアニメの巨匠・手塚治虫が医学専攻者として名を馳せた例もある。餃子監督が中国アニメ業界に新風を吹き込んだのは明白だ。

2008年に制作した短編映画『打,打个大西瓜』がベルリン国際映画祭で審査員特別賞を受賞し、一躍名が知られることとなった同監督は、2019年に『魔童降臨』を世に送り出して著名監督としての地位を確立した。『哪吒2(哪吒之魔童闹海)』の空前のヒットを受け、監督別興行収入ランキングにおける同監督の順位は、2月17日、ついにチャン・イーモウ、ツイ・ハーク、チェン・スーチェンを上回り、トップに躍り出ることとなった。


番付への過度な執着

『哪吒2』は、中国映画市場の急成長を象徴する作品となった。しかし、中国の神話や伝統文化の再解釈とテクノロジーを融合した斬新な表現が感動を呼ぶと同時に、インターネット上では日本アニメから受けた影響について言及する声も見受けられる。


また、映画の興行収入ランキングに対する関心が作品の価値を超えて大きな話題になっている傾向がある。日本国内でかつて注目された「2番じゃだめなんですか?」という問題提起を意味するものではないが、ランキングに過度にこだわり、観客動員数ためだけに集団で鑑賞を促すようなことには意義を感じない。芸術性や文化的価値、創造性に対する関心が高まるべきだというのが、純粋な映画ファンの願いではないだろうか。(編集:耕雲)


 参考 





この記事をシェアする

関連記事

その他

普洱茶故鄉化身「世界咖啡帶」:雲南示範地方創生新模型

2025-10-28

料理
その他

電子支付霸權新局面,新勢力開始行動

2025-10-28

その他

【音声】ライター機内持ち込み“自慢動画”が炎上、違法と迷惑を“再生数”に変える危うさ

2025-10-28