広州市が防蚊対策に最新版「蚊マップ」、デング熱を警戒
今年に入り上海でも21例の輸入症例が報告されるなど、デング熱の脅威が現実味を帯びてきた。5月初頭に現地感染が3例確認された広州市では最新の「蚊マップ」を公表し、効果的な防蚊対策を市民に求めている。
広州市が「蚊マップ」更新
デング熱の脅威に警鐘を鳴らす地方政府が全国に広がっている。とりわけ警戒感を強めているのが広東省だ。広州市では5月9日時点で3例のデング熱の本地感染が報告された。同市疾病予防管理センターは最新の「蚊マップ」を公開し、蚊の活動状況をリアルタイムで監視している。
「蚊マップ」によれば、特定の地域で蚊の活動が活発化しており、水はけが悪く積水しやすい場所などが高リスク地域として特定されている。同センターは、降水量が多い時期の盆栽や水容器の管理を徹底し、自宅内外での防虫ネットや蚊取り線香の利用、長袖長ズボンの着用などの防蚊対策を推奨している。
予防のポイント
デング熱の主な症状には、突然の高熱、激しい頭痛、関節痛、筋肉痛、発疹などがある。重症化するとデング出血熱やデングショック症候群を引き起こし、命に関わることもある。日本の厚生労働省検疫所FORTHサイトによると、2014年夏にデング熱が流行した時には、海外渡航歴のない人の感染症例も確認されたとしている。感染しても不顕性となる頻度は、報告者により異なるものの50~70%あるという。
治療には非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の使用は避け、アセトアミノフェンが一般的に用いられるようだ。重要なのは、蚊に刺されないように自宅や周辺環境で防蚊対策を講じることである。具体的には、防蚊アイテムの使用や積水の除去が推奨される。熱帯および亜熱帯地域を中心にデング熱の感染が目立っていることから、厚生労働省は海外渡航者に対し、日本帰国後に発熱やその他の症状が出た場合は速やかに医療機関を受診し、デング熱の検査を受けるように呼びかけている。(編集:耕雲)
参考