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2024-05-24

上海の鉄道2駅が改称、地下鉄駅名の不一致が定着の壁に?

中国上海交通鉄道都市開発


上海市松江区府政サイトによると、5月22日から同区にある松江南駅は上海松江駅に、松江駅は松江北駅にそれぞれ名称が変更された。鉄道アプリ12306では早くも新駅名で乗車券の予約販売が行われている。一方、鉄道駅に接続する地下鉄駅の名称は従来のままだ。利用者が新駅名に慣れるまではしばらく時間がかかりそうだ。


主役の駅は時代とともに変遷

上海に存在する鉄道の旅客駅といえば、上海駅、上海南駅、上海虹橋駅、上海西駅が挙げられるが、かつては「上海北駅」も存在した。上海軌道交通3号線および4号線の宝山路駅から約800メートルの距離にあり、1987年まで利用されていたが、現在は上海鉄道博物館になっている。

上海の玄関を担う主役は時代とともに変遷しており、かつて上海駅の副次的なターミナルとして機能していた上海西駅は南京と往来する列車等が乗り入れるだけだ。上海南駅が開業した2006年移行、しばらく旅客扱いが停止していた時期もある(2010年に再開)。

「松江南粘」の文字が取り外された駅舎

松江北駅は「站」の文字が抜け落ちている


新名称にアリペイの対応はまだ

上海虹橋駅と上海東駅(2027年開業予定)とともに、上海の交通ネットワークの核としての役割を担っていくのが上海松江駅である。9面23線を擁する新たな駅舎建設が急ピッチで進められており、上海と湖州(江蘇省)を結ぶ滬蘇湖高速鉄道や滬昆鉄道(上海‐昆山)の接続駅として年間2500万人の利用者を見込んでいる。

同駅はつい先日(21日)まで松江南駅を名乗っていた。今回、改名されたことで、旅行者や通勤者にとっては駅が所在する都市が判別しやすくなるメリットがある。すでに鉄道アプリ12306では新駅名が使われるなど動きは早いが、アリペイのミニプログラムはまだ対応していないようだった。

12306アプリとは異なり、アリペイでは旧名表示となっている(5月24日現在)



地下鉄の駅名と不一致

ただ、今回の駅名変更は、しばらくの間、高齢者や観光客に不便をもたらすことも想定される。上海松江駅に接続する地下鉄駅は9号線の松江南駅だが、鉄道駅と軌道交通(地下鉄)駅の名称にズレがあることは、新駅名を浸透させていくうえで壁として作用しそうだ。

一方、「松江北駅」という名称も味気ない。むしろ地下鉄の最寄り駅である「酔白池」と関連させ、せめて「松江醉白池」駅と名乗りたかったところだ。酔白池は上海最古の庭園であり、約1000年の歴史を持つ。「上海のルーツ」としての意味を駅名に込め、歴史と魅力をより効果的に伝える方法もあり得たのではないだろうか(編集:耕雲)

上海地下鉄9号線の松江南駅

鉄道駅に接続する地下鉄の駅名は一致するのが一般的だ

 参考 

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