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2025-03-28

人のジムが消えて、犬が鍛える時代?健康ブームはペットが主役

医療



「它経済」が勢いを増すなか、ペット専用の本格ジムが間もなく上海に登場する。トレッドミルを駆けるイヌたちの姿が、大都市の新たな風物詩となるかもしれない。健康の主役は、もはや人間だけではない――!?



ペットがジムに通う時代

「她经济(tā jīng jì))」に続いて、このところ注目されているのが「它経済」という言葉だ。


前者は女性の消費にもとづく経済現象を指すのに対して、後者はペットのための品物やサービスの提供・購入に関連する。


通常は“ペットエコノミー”と訳してよいだろう。



イヌ、ネコに惜しみなくお金を投じ、消費を通してペット愛を表現するこの経済現象はとどまるところを知らない。


首輪からオーガニックの餌、美容サロン、果ては専用のホテルや葬儀に至る多様な分野を網羅する「它経済」の市場規模は、2025年には4,500億元(約9兆円)に達すると予測されている。


🔗深セン空港にイヌ・ネコ専用待合室、「愛犬の日」に“ペットフレンドリー”な話題相次ぐ





愛犬向けフィットネスが開業へ

5月に上海・西岸中環エリアで開業予定の「GOGOGYM」もまた、その流れの延長線上に位置している。

イヌ専用運動・健康空間というコンセプトで、施設内にはイヌ用のトレッドミルやドッグラン、さらには健康診断エリアに至るまで、人間向けジム顔負けの設備が配置されているという。

ちなみにブランド名の「GOGO」はイヌを意味する中国語の「狗狗(gǒugǒu)」をかけ合わせている。





サービス も演出も、ぬかりなし


これまで健康と美容の市場を牽引してきたのは「她经济」(女性経済)だったが、いまや勢いがあるのは「它经济」だ。


GOGOGYMでは、ペットの健康状態をデータで管理し、個別の運動メニューを組んだり、専用アプリで日々の活動を記録したりと、まさに“スマートペットライフ”を地で行っている。


愛犬と飼い主がペアで参加できる「バディ・トレーニング」から、AIによる動作分析、運動後のスムージーバー、インスタ映え必至の撮影コーナーまでーー。


フィットネス、ウェルネス、SNSという現代的三要素を完璧に組み合わせた空間演出が「GOGOGYM」で体現されていくという。





“体重管理”が国策に


中国国家衛生健康委員会(国家卫健委)は昨年、2024年を「体重管理年(体重管理年活动)」とし、国家的な健康増進運動の推進に本腰を入れた。


もはや「太っているか、痩せすぎか」は、各人がそれぞれ有する美意識の問題を超えて、国を挙げて取り組むテーマというわけだ。



そんなトレンドのもと、日頃の散歩だけでは物足りず、愛犬の健康と体型のマネジメントに精力を注ぐ飼い主が増えていくのは想像に難くない。


昨今、Will’s(威尔仕健身)といった"人向け”の大手フィットネスチェーンが次々と店舗を閉鎖させている。


ペットと人間の共生スタイルをアップデートする試金石として、愛犬のためのジムが今後どのような発展を見ていくのか、熱い視線が注がれている。(編集:耕雲)



🔗“閉店ドミノ”で揺れる外資ブランドの神通力、逆境突破で光る日系チェーンとは?


 参考 

  • 【JETRO】「中国のペット市場レポート(2024年)」

  • 【iiMedia Research】「2023年~2025年 中国ペット消費行為分析報告」

  • 【艾媒咨询(iimedia.cn)】「2024年中国ペット経済市場展望」







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