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2025-04-03

中国の“消費王座”に重慶、上海を抜く!2025年序盤の都市別消費に異変

中国上海ビジネス都市開発



2025年序盤、中国の消費市場に大きな地殻変動が生じていた。長年、社会消費品小売総額で全国首位を守ってきた上海市が、重慶市にその座を明け渡していたのである。都市別消費の勢力図が、今まさに塗り替えられつつある。



消費首位に重慶、上海が陥落

社会消費品小売総額(以下、小売総額)で全国首位の座を長年維持してきた上海が、2025年序盤(1月~2月)、その座を明け渡した。新たな「消費王者」として浮上したのは、内陸の巨大都市・重慶である。


国家統計局および各地の統計部門が発表した2025年1〜2月のデータによれば、重慶市の小売総額は2831億8300万元(1元=約20円)に達し、前年比で3.3%の増加を記録。一方、上海市は2777億4000万元にとどまり、前年比で1.0%の減少となった。




重慶に見る新たな消費構造

この変化は一過性のものではなく、都市の消費構造や地域経済の地殻変動を映す現象である。重慶の成長を牽引したのは、文化・オフィス用品(30.6%増)、通信機器(29.7%増)、煙草・酒類(10.6%増)といった耐久性や嗜好性の高い商品群である。


さらに、都市部の小売売上高が3.1%増にとどまったのに対し、農村部は4.2%増と、地方消費の力強さが際立つ。これは内陸部の消費力が都市部に匹敵しつつあることを示唆している。





成熟市場の陰り、広州も順位落とす

一方、上海の消費が減速した背景には、耐久財や非生活必需品の販売不振があるとされる。所得水準は高いものの、若年層の節約志向や、高所得層の海外消費への傾斜が影響している可能性がある。成熟市場ゆえの限界も浮き彫りになりつつある。


このほか、広州市が複数の要因により成長率が鈍化し、順位を第4位に下げた一方で、地級市である蘇州市の躍進が注目される。2024年1月から12月までの同市における社会消費品小売総額は1兆元を超え、前年(2023年)と比較して4.8%の増加を示していた。





消費地図の変動が顕著に


なお、2025年1〜2月時点で中国全土の都市別小売総額トップ10は、重慶、上海、北京、広州、成都、深圳、蘇州、南京、武漢、杭州の順となっている。消費地図の塗り替えは、今後も進行していくと見られている。都市の人口規模や歴史的な背景だけでは語れない、経済の新たな重心が形成されつつある。(編集:耕雲)




 参考 

  • 2025年1-2月重庆市社会消费品零售总额2831.83亿元,同比增长3.3%
  • 2025年1-2月上海市社会消费品零售总额下降1.0%_中国企业新闻网-打造中国最专业企业信息发布平台
  • 全国地级市中唯一:苏州去年社会消费品零售总额超万亿元
  • 国家统计局公布2025年1-2月份国民经济数据






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