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2025-04-15

中国大使館が『地震に備えよ』と注意喚起、予言漫画の“未来の警鐘”に関心集まる

中国災害



中国駐日大使館が4月14日、日本在住中国人に地震災害への備えを呼びかけた。南海トラフ巨大地震のリスクが高まる中、たつき諒『私が見た未来』の“予言”に改めて注目が集まる。


◇ 中国大使館が注意喚起:


在日中国大使館が4月14日、異例の注意喚起を発した。対象は日本に滞在するすべての中国人。主旨はただひとつ──地震への備えを怠るな、というものである


きっかけは、日本政府が発表した南海トラフ地震の最新リスク評価である。発生確率はこれまでの70%から80%へと引き上げられ、想定される死者数は29.8万人、経済損失は間接的な影響も含めると292兆円に及ぶ。影響範囲は西は沖縄から東は福島までに及び、かつてない規模の「国家的危機」が明確に数値化された。



◇ 漫画『私が見た未来』に注目集まる:


これに対し大使館は、在留中国人に向けて具体的な5つの防災行動を呼びかけた。自助知識の習得、非常物資の備蓄、情報収集アプリの活用、避難所の事前確認、そして「海外公民登録」の徹底である。


この現実的な危機の予兆と時を同じくして、ある漫画作品が再び注目されている。たつき諒による『私が見た未来』である。この作品は1999年に出版された短編漫画集で、著者自身が見たとされる予知夢をもとに描かれている。表紙には「大災害は2011年3月」と書かれており、2011年の東日本大震災を“予言していた”として話題となった。そして、2021年に再刊された「完全版」には、さらに不気味な一節が加えられている。「本当の大災難は2025年7月にやってくる」と。




◇ クロサワ映画でも予言


黒澤明監督が1990年に公開した映画『夢』に収められた一編「赤富士」もまた、“予知夢”なのではと目された作品だ。「赤富士」は、富士山の噴火と原子力発電所の爆発を描いたエピソードである。放射能の可視化という異常設定、海に身を投げる原発関係者の自責、逃げ場のない群衆の絶望──その映像は福島第一原発事故を彷彿させると、2011年以降しばしば語られてきた。


黒澤は当時、「人間の手に負えない技術を信じるな」という強いメッセージを放っていた。その象徴として、作品中の富士山は真っ赤に染まり、“自然”の怒りと“文明”の傲慢がぶつかる黙示録的な映像が描かれている。



◇ 選択肢は「備える」か否か


「2025年の大地震」は、現実のリスク評価・予言漫画・映画という三つの層で語られているように見える。


もちろん、“予知夢”に科学的根拠はない。だが、それが現実となったとき、人は後から「予言だった」と振り返ることになる。重要なのは、「信じる/信じない」ではなく、「備える/備えない」の選択である。偶然であれ、想像であれ、過去の作品が示した“未来の警鐘”が静かな問いを私たちに投げかけている。(編集:耕雲)


 参考 


  • 南海トラフ地震の死者29.8万人 新たな被害想定公表 国の有識者会議 | 毎日新聞







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