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2025-04-29

「二次元」消費の未来を刷新!ポップマート、“ラブブ”で世界を席巻

ビジネス



ポップマート、“ラブブ”で世界席巻

二次元消費とコレクション消費が交錯する中、ポップマート(泡泡馬特、POP MART)が記録的な業績拡大を達成したことが話題になっている。二次元市場の世界的な成長を背景に、IP戦略と海外展開を加速。日本・中国双方の人気IPが市場拡大を後押ししている。

「谷子経済」が興隆

「二次元」とはアニメ・漫画・ゲームなどを指す総称だが、中国ではこれらの要素を取り入れたコンテンツやカルチャーを指すネット用語として「泛二次元(はんにじげん)」という用語が浸透している。中国の若年層文化を支える中心的存在であり、さらには二次元文化に基づく商品、いわゆる「谷子(グーズ、goodsの音訳に由来)」経済が“情緒的価値”を重んじる若者層で盛り上がりを見せている。

こうした潮流を受け、中国発のアートトイブランド「POP MART(ポップマート)」が急成長を遂げて脚光を浴びている。2024年の売上高は130億4000万元(前年比106.9%増)、純利益は34億元(前年比185.9%増)を記録。特に海外の売上が前年比375.2%増の50億7000万元に達し、全体の38.9%を占めるまでに拡大した。

  • 売上高
    130.4億元(前年比+106.9%)
  • 純利益
    34億元(前年比+185.9%)
  • 海外売上高
    50.7億元(前年比+375.2%)
  • 中国本土売上高
    79.7億元(前年比+52.3%)
  • 粗利益率
    66.8%(前年比+5.5ポイント)
  • 在庫回転日数
    102日(前年133日から改善)

自社IPの力で市場を牽引

ポップマートの躍進を支えるのは、強力な自社IP群である。なかでもLABUBU(ラブブ)を中心とする「THE MONSTERS」シリーズは象徴的存在となり、前年比726.6%の売上成長を達成、売上全体の23%を占めた。他にも「MOLLY」「SKULLPANDA」「CRYBABY」などが堅調に推移し、主要4大IPだけで売上の58%を構成している。


高値でも手に入れたいコレクターの存在が歴然

積極的な海外展開戦略

ポップマートはロンドン、東京、シンガポール、メルボルンなど世界各地に直営旗艦店を開設し、自動販売機型店舗「ロボショップ」も展開。さらにオンライン販売を強化し、ローカル文化に適応したブランディングを推進している。2025年には売上高200億元、うち海外売上高100億元超を目指す方針を打ち出している。

ポップマートのオンラインサイトから

日本IPとのコラボと国産IPの興隆

日本IPとの連携にも注力している。サンリオキャラクターズ、スヌーピー、AZURAなどの提携を進め、渋谷・大阪での直営店展開を強化している。一方で、中国オリジナルIPである『羅小黒戦記』『哪吒2』なども市場を活性化しており、国産IPの躍進が顕著になっている。

中国市場では『鬼滅の刃』とのコラボも成功した

二次元消費の黄金時代へ

中国の「泛二次元」市場は2024年に約6000億元規模に達し、ユーザー数は5億人を突破する見込みだ。今後10年で二次元関連市場が世界的に倍増するという予測もあり、ポップマートをはじめとするキャラクターコンテンツ企業が新たな黄金時代を迎えようとしている。(編集:耕雲)


 参考 









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