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2024-06-10

端午節:粽子で味わう日本・中国『東西・南北』の交差点

中国日本

端午節がやってきた!中国では粽子(ゾンツ)をめぐる南北の味覚論争が再燃。甘いか塩辛いか、具材や形状の違いまで、地域ごとに異なる。一方、日本では味覚の交差点といえば東西で語られるのが相場だ。以下、伝統食を通して味覚対立の“あらまし”を見てみよう。


東西日本で違う粽の味覚

「そんなのあり得ない」ーー。ともすれば日本の東西でお互い異論、反論の応酬になるのが食文化の違いだ。代表的なのが、お餅の形と卵焼きの味付け。関東で一般的なのが甘い卵焼きであるのに対し、関西ではダシの利いたしょっぱい卵焼きが主流となる。

卵焼きの味付けとは逆に、端午の節句で食べられる柏餅やちまき(粽)となると「あま党」「から党」の立場が東西で逆転する。あんこ愛好家団体の日本あんこ協会の調査によれば、東日本ではしょっぱい味噌あんが使われれることがあるのに対し、西日本では甘い小豆あんのみが主流とする結果が出たという。

出所:ウェザーニュース (weathernews.jp)

一方、気象情報のポータルサイトであるウェザーニュースの記事によると、ちまきの味覚にも地域差がある。東日本では中華風のおこわ入りちまきが、西日本では白くて甘い和菓子風のちまきが主流だ。また、九州南部では灰汁巻きが定着している。ちなみに、関東ではちまきを食べたことがないという人も多いという。


中国で恒例の「南北論争」

ちまきは中国語で粽子(ゾンツ)と呼ばれる。中国戦国時代の楚の詩人・政治家である屈原(紀元前340年頃 - 紀元前278年頃)を偲ぶ行事食に起源があり、端午節では欠かせない食のアイテムとして中国で定着し、奈良時代に日本に伝えられたとされる。

粽子に使われる葉には抗菌作用があるが、中国では南北で使用する葉の種類が異なり、粽子の形状も異なってくる。竹葉や芭蕉葉を使うのが南方で、三角形や宝塔形の小型粽子が主流。一方、北方では葦の葉を用い、大型の三角形粽子が一般的だ。日本の食文化が東西で語られるのに対し、中国は「南北論争」で盛り上がるというわけだ。

味覚も異なる。北方が甘い粽子、南方が塩辛い粽子がそれぞれ主流。中国北方における甘味中心の粽子にはもち米と豆、なつめなど具材もシンプルになることが多く、南方では豚肉や海産物、タロイモなど地域によって多彩だ。各々の土地で取れる物産を活かし、四川の辣粽や福建の焼肉粽などユニークなものも多い。粽子は中国の多様な食文化を示しており、「南北あまから論争」の着地点は見えてこない。(編集:耕雲)

 参考 


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