上海国際映画祭、いよいよ明日開幕!銀幕に輝く注目の日本作品、チケット入手法は?
第26回上海国際映画祭が6月14日に開幕する。日本からは61作品が出品され、日本映画ウィークにも注目が集まる。一方、日本国際交流基金がオンライン映画祭「JFF ONLINE 2024」を開催している。『ゴジラ-1.0』や『君たちはどう生きるか』のオスカー獲得で世界が熱い視線を注ぐいま、日本の映像コンテンツはよりいっそうの飛躍を遂げる時機を迎えている。
上海国際映画祭が14日から開幕
第26回上海国際映画祭が6月14日から23日まで開催される。チケットはすでにオンラインで予約が可能だ。105か国から3700本以上の作品の応募があったとされ、今回が世界で初公開という作品も少なくない。多種多彩な作品が上海市16区、47館で上映される予定である。
上海国際映画祭の公式ウェブサイト(www.siff.com)や、公式WeChatアカウント、公式Weiboアカウント「@上海国际映画节」で作品情報や新着情報が公開されているのでフォローしておくとよいだろう。12日には関連フォーラムの開催日程や一部作品の追加上映、上映館での付帯サービスに関する告知があった。
金爵賞にノミネートした邦画は?
上海国際映画祭では、最終的に50作品に絞られたコンペティション部門の候補作品のうち、以下の邦画作品がノミネートされている。上映日や上映館を公式サイトで確認したので参考までに付記しておこう。
★「ぼくが生きてる、ふたつの世界」|2024|呉美保
金爵賞メインコンペティション部門
★「郷(ごう)」|2024|伊地知拓郎
金爵賞アジア新人賞部門
★「きみの色」|2024|山田尚子
金爵賞アニメーション部門
※上海国際映画祭公式サイトの作品情報ページ:
https://www.siff.com/page/paipian
カテゴリー、国・地域、上映館等の情報からソートにかけることができる。
日本映画ウィークに注目
26回上海国際映画祭の期間中に行われる公式イベントに『2024 上海・日本映画週間』がある。2019年の上海「日本新作品展」で大好評を博した『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』(《飞翔吧!埼玉》)の続編をはじめとして、今年は5部の新作が上映される。
一方、日本映画週間に含まれない邦画作品を集めた「メタアングル-霓虹映画(元视角-霓虹电影)」ユニットと題されたイベントも注目に値する。「霓虹」とは”にほん”の発音への当て字だが、近年ネットの世界ではすっかり定着した感がある。
巨匠に捧げるオマージュと称して、高倉健主演で一世を風靡した『君よ、憤怒の河を渡れ』(《追捕》、佐藤 純彌監督)や役所広司がカンヌ映画祭で主演男優賞を獲得した『パーフェクト・デイズ』(《完美日子》、ヴィム・ヴェンダース監督)も上映される。また、中国で正月映画としてヒットした『YOLO(You only live once.)』(《热辣滚烫》)の原作である『100円の恋』(《百元之恋》)や、『ノルウェーの森』(《挪威森林》)等の作品が公式推薦として名を連ねている。上映予定の日本映画の数は、時代とジャンルを縦横無尽に網羅し、計61作品に及ぶ。
チケット予約は淘票票で
上映チケットの購入予約はアリババグループのオンライン映画チケット購入プラットフォームである「淘票票(TaoPiaoPiao)」(アプリおよびミニプログラム)で行う。
同プラットフォームのトップページに上海国際映画祭のバナーがあるので、これをタップすると上海国際映画祭特設ページに入ることができるが、作品によっては早くも満員御礼となっている。
注意が必要なのはお目当ての作品を日本語名で検索しようとしても、ひらがな、カタカナ、英文字ではなかなかヒットしないことだ。たとえば「白い」と入力しても検索結果には何も表示されない。「白色」と入力して初めて『白い巨塔』が候補に表示され、詳細ページに進むことができる。あらかじめ中国語の作品名を控えておき、それを入力する必要がある。
オンラインでも日本映画イベント
なお、上海市発のWeixin公式アカウント「上海発布」によると、(上海国際映画祭は23日に幕を閉じるが、)24日から28日まで第29回上海テレビ祭が開催される。国際色豊かに30以上のテレビドラマの傑作が市内20か所で上映される予定で、日本作品としては『鬼平犯科帳 本所・桜屋敷』の上映予告が行われている。視聴予約は6月17日から「大麦」アプリを通じて行う。
また、上海国際映画祭とは別に、日本映画にまつわるオンラインイベントも行われているので要チェックだろう。日本国際交流基金会が2024年6月6日から7月3日までの4週間に渡って開催する「JFF ONLINE 2024」は、日本映画の魅力を世界に発信する目的で企画され、今回は27か国・地域に対象を広げて同時開催となった。
https://jff.jpf.go.jp/watch/jffonline2024/
※同サービスは日本国内では利用できない。
「JFF ONLINE 2024」で視聴が可能な作品や、同サイトの利用法については在中国日本国大使館や在上海日本国総領事館がWeixin公式アカウントで解説を行っているのでリンクを添えておこう(ただし、中国語)。陰鬱な梅雨の空を、銀幕に輝く日本映画の話題でぜひ吹き飛ばしてほしい。(編集:耕雲)
参考