浦東・虹橋で“二重安検”を解消ーー24時間運用、睡眠カプセルに続くアップデート

"入口安検"を簡素化
浦東・虹橋両国際空港は2025年8月12日、ターミナル入口での人身・手荷物検査を廃止し、防爆のみに簡素化、人身・手荷物の本検査は搭乗前に一本化された。混雑緩和が見込まれる。24時間通関や睡眠カプセルなど、快適性を高める施策が進んでいる。

【音声】上海空港アップデート:入口安検簡素化・24時間化・睡眠カプセル(3言語対訳)
何が変わったのか
上海浦東国際空港と虹橋国際空港は、長年続いていた「二重安検」を廃止した。今後はターミナル入口で防爆検査のみを実施し、人身と手荷物の検査は搭乗前の保安通路に集約される。出入口で荷物を通すX線検査がなくなるため、入場のボトルネックが解消され、通行効率は大きく向上する見込みである。

背景:2016年からの二重安検
二重安検は2016年に導入され、ターミナル入口で防爆検査と人身・手荷物検査を行い、その後に搭乗前の通常保安検査を受ける運用であった。安全性の確保には寄与したが、混雑や運用コストの面で課題が指摘されていた。今回の見直しは、安全を担保しつつ導線を最適化するものである。
24時間通関の拡充
浦東空港では2025年5月11日に国内出発の24時間安検を開始し、7月1日からは国際・港澳台出発でも海関・辺検・安検通路の24時間運用を実施した。これにより深夜便や長時間トランジットの乗客は、夜間でも出国手続きを進めやすくなった。
休息インフラ:睡眠カプセル
浦東空港第2ターミナルのD65ゲート付近には睡眠カプセル13台が導入され、24時間利用可能である。新風システム、毛布、充電ポート、読書灯、小型タブレットを備え、利用ごとに清掃・消毒を行う運用である。
ビジネス利用者への示唆
入口導線の一本化と24時間運用の拡充、睡眠カプセルの整備により、上海の空港は効率と快適性を両立させつつある。深夜発着・乗り継ぎの柔軟性が増し、滞在計画の自由度が高まる。国際会議や日帰り往復など時間制約の厳しい出張において、ハブとしての実用度は一段と高まるだろう。(編集:耕雲)

【音声】上海空港アップデート:入口安検簡素化・24時間化・睡眠カプセル(3言語対訳)
