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2024-06-19

QSランキング:東京の「留学都市」としての魅力上昇中、大学ランキングでは陰り

日本東京都市開発


世界規模で高等教育関連事業を専門に扱うQS Quacquarelli Symondsが18日に発表した2025年版のQSベスト学生都市ランキングで東京が総合2位を維持し、魅力ある留学先としての評価を一段と高めた。関西(大阪‐京都‐神戸)も順位を上げて12位につけている。一方、世界の大学ランキングでは日本の各大学の順位が下降傾向にある。以下、概要を見てみよう。


東京のスコアが上昇

2025年の「QSベスト学生都市ランキング」で東京が2年連続で2位にランクされた。東京のスコアは2023年の92.9から24年の98に、今年は99.2と着実に上昇している。このことは東京が留学を考える学生にとって世界で最も魅力的な候補地の一つであることを示している。


関西(大阪-京都‐神戸)についても2024年の14位から2ランクアップの12位となった。ただし、スコアは90.8から90.6と微減している。名古屋のスコアは56.1で108位にランクされた。

PR Newswore記事掲載の図表を元に作成


東京の「魅力度」がトップに

QSベスト学生都市ランキングは、人口25万人以上で、QS世界大学ランキング(後述)に2校以上の大学がランクインした都市を対象としている。評価指標には、10万人のアンケート回答者(入学希望者と卒業生)の意見を反映した「魅力度」や「学生の声」を含め、以下のものがある。

◉ 大学の評価:都市内の大学の質や評判

◉ 学生の多様性:留学生の数や国際的な学生の割合

◉ 雇用機会:卒業後の雇用可能性とキャリアサポートの充実度

◉ 生活費:生活費や学費の手頃さ

◉ 生活の質:生活環境や文化的魅力

◉ 学生の意見:現在の学生や卒業生の満足度

PR Newswireサイトによると、東京はパンダミック後における多様性の確保という問題に直面しながらも、「魅力度」 指標でランクを9つ上昇させ、世界トップ となった。また、雇用機会でも高いスコアを得ている。このことが総合スコアの上昇につながっている。


中国の都市の順位も上昇

同ランキングの最新版では、中国本土の7都市が順位を上昇させている。北京は多様な国際学生、生活の質、産業発展、負担能力の向上が評価され、2024年の37位から31位にランクアップした。上海も47位から46位に順位を1つ上げている。このほかトップ100入りを果たした都市には南京(87位)と武漢(104位)がある。

なお、6月5日に発表された「2025QS世界大学ランキング」では、北京大学が14位、清華大学が20位にランクインするなどトップ50にランクされた中国の大学が4校に及んだ。研究面での影響力や国際化の評価で高いスコアを得ていることが順位に反映された。


日本の大学のランク下降

「2025QS世界大学ランキング」では、日本の大学の順位が全体的に下降傾向にある。東京大学は前回の28位から32位に、京都大学は前回の46位から50位にそれぞれランクダウンとなった。東京工業大学は84位、大阪大学は86位と、なんとかトップ100入りの面目を保ったというのが現状だ。

日本の大学が順位を下げた要因として、多様性の不足が指摘されている。例えば、東京大学は学術面での評判や就職面での成果、持続可能性において高い評価を受けているものの、国際教員や留学生の比率を増やすことが課題となっている。また、論文引用数の評価では、欧米の大学と比較して日本の大学は不利な立場にある。教育と研究の質をバランスよく向上させるための今後の取り組みが注目されている。(編集:耕雲)

 参考 

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