空港での没収リスクを回避!モバイルバッテリー機内持ち込みルールを解説!
飛行機搭乗時には託送荷物や機内持ち込みに関する厳格な規制がある。モバイルバッテリーの没収リスクを回避するために、携行荷物に関するルールを十分に心得ておくことが必要だ。ワット時定格量(Wh)の確認方法や保安検査時のポイントを紹介する。
飛行機に持ち込めないもの
飛行機に搭乗する際には、安全を確保するために託送荷物や機内持ち込みに関する規制がある。託送荷物には、爆発物、燃えやすい液体、放射性物質、高圧ガスボンベ、腐食性物質などが禁止されている。季節柄、ドラッグストアで購入したくなる殺虫スプレーやバルサン等の託送もNGだ。
厦門航空のホームページ「危険物運輸規定」から (xiamenair.com)
一方、機内持ち込みが禁止されているものとして、容器の容量が100mlを超える液体、ジェル、スプレーが挙げられる。たとえば、保安検査前にコンビニで購入したドリンク類をその場で飲み干すように指示されたり、没収されたりした経験をもつ人は少なくないはずだ。また、鋭利な刃物類や工具、スポーツ用品などは最初から託送荷物に入れるか、宅配サービスを利用して目的地に送り届ける必要がある。
充電器の定格量に注意
そのほか問題になるのはモバイルバッテリー(リチウム電池)である。2015年8月15日に中国民用航空局が公布した内容によると、モバイルバッテリーを託送荷物として運ぶことはできず、機内に持ち込む場合は厳格なワット時定格量(Wh)の規定に従うことが求められている。
画像:杭州萧山国際空港内にある掲示
具体的には、ワット時定格量が100Whを超えるものは航空会社の事前承認が必要で、160Whを超えるバッテリーは一切禁止となる。ちなみに、ワット時定格量(Wh)をmAh(ミリアンペアアワー)と電圧(V)から計算する場合、手順は以下の通りである。
ワット時定格量(Wh)= 定格定量(mAh)× 定格電圧(V) ÷ 1000
(例)5000mAhの容量で7.4Vの場合:
Wh:(5000×7.4)÷1000=37Wh
飛行機に持ち込みNGを告げられたら
中国では多彩なモバイルバッテリー製品がECモールで出品されているが、製造元はもとより「Wh」の数値がバッテリー本体に記載されていない製品もある。こうした製品は品質自体も不安だが、空港の保安検査で没収されるリスクが高くなりそうだ。
なお、保安検査で問題が生じた場合は、落ち着いて係員の指示に従い、迅速に対応することが重要になる。(没収されるのを厭うなら)出発ロビーに戻ってモバイルバッテリーを自宅または目的地に宛てて送り出す手続きをとる。その後は優先通路を利用して速やかに保安検査の場所に戻り、後続のプロセスを踏めばよい。(編集:耕雲)
❖充電式電池の機内持ち込み規定
ワット時定格量が100Wh以下の充電式電池(モバイルバッテリー)は、航空会社の許可なく直接機内に持ち込むことができる。
ワット時定格量が100Wh以上160Wh以下の充電式電池は、航空会社の許可がある場合のみ機内に持ち込みが可能。
機内持ち込みができる充電式電池は乗客1人につき2人まで。
充電式電池は託送荷物にはできず、手荷物または携帯して機内に持ち込むものとし、セキュリティチェック後に搭乗が可能。
セキュリティチェックの際は、携帯電話機、カメラ、コンピューター、ノートパソコン、充電式電池を個別に取り出す。
充電式電池は飛行機が飛行中は使用してはならず、必ず電源を切っておくこと。